韓国女性ランナーに対する男性監督の“不適切な接触”騒動、国際的に物議醸す事態に チームや連盟は確認作業中 | RBB TODAY

韓国女性ランナーに対する男性監督の“不適切な接触”騒動、国際的に物議醸す事態に チームや連盟は確認作業中

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韓国女性ランナーに対する男性監督の“不適切な接触”騒動、国際的に物議醸す事態に チームや連盟は確認作業中
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韓国のマラソン大会で発生した男性監督による女性ランナーへの“不適切な身体接触”騒動が、国際的に問題視される事態となっている。

韓国では11月23日に「2025仁川国際マラソン大会」の女子国内部が行われ、三陟(サムチョク)市庁陸上チームに所属するイ・スミンが2時間35分41秒のタイムで1位でゴールした。

この際、三陟市庁のキム・ワンギ監督がタオルを渡そうと、ゴール直後のイ・スミンの上半身を抱き寄せるような行動が生中継に映り話題を呼んだ。レースを終えたばかりのイ・スミンは苦悶の表情を浮かべ、監督を拒むような仕草を見せたことで、インターネット上で「過度な接触」や「性的意図の有無」をめぐる論争が勃発していた。

イギリスメディア『IBTimes』は26日(日本時間)、「イ・スミンのビクッとした反応が広まり、監督の行動が“暴行なのか、不必要な接触なのか”をめぐる論争が大きくなった」と報じた。

同メディアはマラソン競技の特性上、ゴール直後の選手は極度の疲労と生理的変化を経験し、単純な接触でも大きな衝撃として感じられる可能性があると伝えた。そのうえで「ソーシャルメディア映像が文脈なく消費されるのは危険だ」とし、軽率な判断を警戒した。

騒動が大きくなると、キム・ワンギ監督はとある韓国メディアの取材に「マラソンでは女子選手がゴールテープを通過した後、失神して倒れるケースが多い。支えなければ転倒し、大きなケガにつながる恐れがある」「陸上界では珍しいことではない。すべての指導者が、選手がゴールした後に支えることをやっている」と、自身の行動が不適切ではないと釈明。

併せて「選手とお互いに“申し訳ない”という言葉を交わした」と、双方で謝罪したことも明かした。

イ・スミン
(写真=KBSスポーツ)ゴール直後に選手を抱き寄せるキム・ワンギ監督(左)と、苦悶の表情を見せるイ・スミン(右)

すると、イ・スミンも自身のインスタグラムで声明を発表し、監督の説明と異なる主張を伝えた。

彼女は「今回の状況を“性加害”と断定・主張したことは一度もない」としながらも、「問題の本質は性的意図の有無ではなく、完走直後に予期しない強い身体接触で激しい痛みを感じたこと」と強調。さらには「私の方から監督のもとを訪ね、『ゴール直後に強く引っ張られて痛みがあった。その行為は適切ではなかった』と明確に伝えた」「監督が気分を害したのであれば、申し訳ないともお伝えした。選手の立場として礼儀を守りたかった」とし、「具体的な謝罪も認める言葉も一切なく、話をそらすような対応だった。個人的にも公式にも、いかなる謝罪や連絡もまったく受けていない」と、“監督から謝罪は受けていない”と訴えた。

双方の主張が食い違う中、三陟市庁と韓国陸上連盟は関連事実の確認作業に着手した。調査結果に応じて後続措置が行われる見通しだ。

今回の事案はすでに日本やイギリスのコミュニティにまで拡散し、国際的世論の俎上に載せられている。フィニッシュ後の選手の身体を管理するマニュアルの適正性、女子選手を保護する基準、中継画面で当該の場面が消費されてしまう方式など、複数の論点が浮上している。

キム・ワンギ監督がイ・スミンに対して行った行動の意図が何であれ、今回の論争は「選手尊重と安全」を中心としたスポーツ界のシステムの再整備が必要だというメッセージを残すこととなった。

(記事提供=OSEN)

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