アイドルグループのわーすたが、11月30日に東京・新宿ReNYにて『わーすた全国ツアー2025-2026 “WASUTA MADE” ~めいどいんじゃぱん♡~』の東京公演を開催した。
本ツアーは、1部を「~めいどいんじゃぱん♡~」、2部を「~Out to the world!~」と題し、セットリストや世界観を変えた2部構成で実施。現在、全国7都市を巡るツアーの折り返しを迎えている。



わーすたは、廣川奈々聖、松田美里、小玉梨々華、三品瑠香の4人で2015年に結成。現在までに13カ国でライブ出演するなど世界を視野に入れた活動を展開している。今年3月にはLINE CUBE SHIBUYAにて、結成10周年記念ライブ『わーすた 10th Anniversary LIVE「The World Standard~10周年も愛されちゃいます!~」』を成功させるなど、10年間にわたり国内外で精力的に活動を続けている。
数多くのアイドルがライブを行ってきた新宿ReNYには、満員の観客が詰めかけた。当日はメンバーの松田が体調不良により不参加となり、急遽3人体制となったが、パワフルなパフォーマンスで観客を魅了した。


1部ではサブタイトルにあるように、メイドをモチーフにした衣装で登場。三品が「私たちが作るこの世界観を存分に楽しんでね!」と呼びかけ、『君とtea for two♡』などを愛らしく披露した。

リーダーの廣川は、「単独公演でメンバーが1人欠けることは今までなかったから緊張感があったけど、みんなが『俺が美里になる!』という気持ちで来てくれていると思って、とっても楽しみにしてきました」と率直な心境を吐露。小玉は、「ライブのタイトルにもなっている“めいどいんじゃぱん♡”ということで、メイド風の衣装にしたり、セットリストも1部ではしっかり私たちの歌を届けたい、そして日本の四季を感じてもらえるライブを作りたいと思いました」とツアーに込めた想いを明かした。
不参加となった松田のパートをカバーするように、3人は息の合ったダンスと伸びやかな歌声で会場を包み込んでいく。
本ツアーでは各公演ごとに観客の投票によるパートがあり、直前にパフォーマンスする楽曲が発表される。「大丈夫かな?」「覚えてないかも...」とメンバーが不安な心境を口にする中で、『星の降らないタイムライン』『くらえ!必殺!!ねこパンチ☆ ~私達、戦うにゃこたん【レベル5】~』を即興でパフォーマンス。廣川が「このコーナーのコツがわかってきて、どれだけ『間違ってないですよ』って顔が出来るか(が重要)」と苦笑すると、会場は大きな笑いに包まれた。
ライブ終盤、三品が「最後は怒涛でいくよ! 大きい声、出していけますか」と煽ると、『最上級ぱらどっくす』『えいきゅーむちゅーでこうしんちゅ!♡』など、わーすたを代表する人気曲を次々と披露。全16曲にわたるセットリストでわーすたの世界観を存分に示した。

最後に三品は「今日のこのライブが、みんなのこれからの力になったら、良い日になっていたら嬉しいです」と語り、廣川も「今日、わーすたのライブを見に来ることを選んでくれて本当にありがとう。次は完全体のわーすたをみんなに見せられるように頑張ります!」と、会場へ詰めかけたファンへ感謝の気持ちを述べた。

東京公演を終え、全国ツアーも折り返しを迎えた。残すは福岡・愛知・沖縄の3都市となる。より一層パワーアップしたわーすたの姿に期待したい。





