7日放送の『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)に、シンガーソングライターの家入レオが出演。勘当同然で家を飛び出して以来、14年にわたり確執があった父からの手紙に涙する一幕があった。
番組では、家入が17歳で鮮烈なデビューを飾った裏で抱えていた、厳格な父との葛藤を告白。家入は父の勧めで中学受験を経て、中高大一貫の名門校に入学。しかし、幼少期から歌うことが好きだったことと、同じ福岡県出身のアーティスト・YUIに憧れ、歌手を夢見るようになったという。歌手になることを猛反対され、上京する際には「もう敷居は跨がないでください」と言い渡されたという。以来14年間、家入は「父に認めてもらいたい」という一心で歌い続けてきたことを明かした。
番組終盤、そんな父から番組宛てに届いた手紙が紹介された。「絶対に手紙なんて書く人じゃない」と驚く家入に対し、MCの山崎育三郎が代読。手紙には、娘のこれまでの歩みを静かに見守っていた父からの、「ご苦労さま」という労いの言葉が綴られていた。
父の想いを初めて知った家入は、目元を潤ませながらも涙を堪え、その言葉を噛み締めていた。最後に山崎から「ご自身について気づはありました?」と尋ねられると、家入は「過去は変えられるんだって思いました」と噛み締めるように語り、「今日もらった言葉をちゃんと胸にしまって、次父に会えた時はもっと私も大人になって話ができるといいなと思います」と前を向いた。
番組ラストのクリップ撮影では、父からの手紙を受け、長年の葛藤に一つの区切りをつけた家入がカメラの前に立った。リラックスした表情を見せながら「こんなにカメラの前で笑ったの初めてかも」と、満面の笑みで番組を締めくくった。




