なにわ男子の道枝駿佑が主演した映画『今夜、世界からこの恋が消えても』の韓国リメイク作に出演する俳優チュ・ヨンウが、役作りについて語った。
12月22日、韓国映画『今夜、世界からこの恋が消えても』のメディア向けイベントがソウルで行われ、キム・ヘヨン監督とチュ・ヨンウ、女優シン・シアが出席した。
同作は、交通事故の後、毎日その日の記憶を失ってしまうソユン(シン・シア)と、彼女に毎日幸せな思い出を作ってあげたいと願うジェウォン(チュ・ヨンウ)が、互いを守りながら記憶を重ねていく青春メロドラマだ。
一条岬の同名恋愛小説が原作。日本では道枝駿佑と福本莉子の主演で2022年7月に公開され、『セカコイ』の愛称で愛された。
この日、チュ・ヨンウはスクリーンデビューの感想について「とてもワクワクしている。こうして映画を観るのは初めてだが、今日を迎えられると思うとうれしい」と語った。

また、劇中の名場面については「僕がソユンの前に再び現れて、靴ひもを結んであげるシーンがある。そのときソユンが『難しい』というと、『毎日僕がやってあげればいい』と返すセリフがあるが、自分のセリフながらときめいた。毎日そばにいて、どこにも行かないという意味なので、印象に残っている」と明かした。
劇中、ジェウォンを演じたチュ・ヨンウは、たびたびたくましい腕の筋肉を見せており、現場では「前腕フラーティング」「血管フラーティング」などという冗談も飛び交ったという。
ただし、キム・ヘヨン監督は「意図したものではない」と説明した。
これについてチュ・ヨンウは、「前作ではキャラクターの助けになると思って筋肉をつけたが、今回は落とそうとした。“病弱美”を目指していたので、少し痩せたほうがいいと思いダイエットをしようとしたが、なかなか落ちなかった」と話した。

そして、「運動もしていなかったのに、映画の撮影が終わったら自然と落ちた。少し残念だ」と笑顔を見せた。
チュ・ヨンウが主演する『今夜、世界からこの恋が消えても』は、12月24日に韓国公開される。
◇チュ・ヨンウ プロフィール
1999年6月5日生まれ。父親と母親は元モデルのチュ・スンイルとカン・ソンジン。187cmという高身長と小さな顔は親譲りだ。高校2年生の時に、JYPエンターテインメントからスカウトされたが、両親から「アイドルするには歳をとりすぎてダメだ」と言われ、演技の道に進む。2021年、ウェブドラマ『You make me Dance』で主演に抜擢され、俳優デビュー。その後、ドラマ『警察授業』『トキメク☆君との未来図』『田舎町ダイアリーズ』などに出演。2024年の時代劇『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』と、2025年のNetflix『トラウマコード』で知名度を一気に上げた。


