女優イ・シヨンがキャンプ場での「迷惑行為」騒動について謝罪したものの、その後、一部コメントを削除した事実が伝えられ、韓国世論が割れている。
先立ってイ・シヨンは今月23日、自身のSNSに、息子や知人たちと一緒にキャンプを楽しむ写真や動画を公開した。しかしその後、同じキャンプ場で深夜まで続いた騒音や集団行動により被害を受けたと、あるネットユーザーが問題を提起し、議論が始まった。
投稿を行ったAさんは、「夜遅くまでスピーカーとマイクを使用して騒音がひどく、複数人が群れになって移動しながらゲームをしていた」「マナータイムが守られなかった」と主張。さらに別の利用者も「2日連続で同じ状況が繰り返された」と不快感を訴え、この過程でイ・シヨンが一緒にいた一行だという状況証拠が伝えられ、論争は一気に拡大した。

これを受けイ・シヨンは12月29日、SNSを通じて謝罪文を掲載した。彼女は「キャンプ場でご不便をおかけして申し訳ありません」と述べ、「その日は私たちのチームだけだと思っており、私は遅れて到着して長く滞在もしなかったため、状況を正確に把握できていませんでした」と説明した。続けて「マナータイムの重要性は十分理解しています」とし、改めて頭を下げた。
しかしその後、イ・シヨンが自身のSNSで一部コメントを削除した事実が伝えられ、さらに別の論争が浮上。謝罪の真意をめぐり、ネットユーザーの反応は大きく分かれている。
一部のネットユーザーは「謝罪文というよりは弁明に近い」「知らなかったという言葉で責任を回避しようとしている印象」「コメント削除はむしろ事態を悪化させた」「公人ならもっと慎重であるべき」などと批判を続けている。
一方で別のネットユーザーは「間違いを認めて謝罪したのは事実」「すべての状況を本人が直接把握するのは難しかったはず」「周囲の人の行動まで全て責任を負うのは無理がある」とし、過度な非難を控えるべきだという意見も示した。
謝罪後も意見は真っ二つに分かれており、今回の騒動は単なるハプニングを超えて、公人の責任や姿勢をめぐる議論へと広がっている。
イ・シヨンの今後の動向や追加の立場表明が、世論の沈静化につながるのか注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
◇イ・シヨン プロフィール
1982年4月17日生まれ。モデルを経て芸能界デビュー。ドラマ韓国版『花より男子』や『風の国』に出演して注目される。『富豪の誕生』『ゴールデンクロス』『一理ある愛』といったドラマでヒロインを務める傍ら、役作りのため始めたボクシングに目覚め、2012年にはアマチュア大会で優勝し、“ボクサー女優”としても有名に。近年は『Sweet Home-俺と世界の絶望-』や『グリッド』に出演。2017年に9歳年上の事業家と結婚し、長男をもうけたが、2025年3月に離婚を発表。同年7月に元夫との受精卵を独断で移植し、第2子を妊娠したと明らかに。11月に娘を出産した。
■「韓国人の常識が疑われる」「元夫の子を妊娠するだけでもおかしいのに」イ・シヨンの非常識行為


