10日に『住人十色』(MBS)にて「7坪の狭小地でも広見え! キモカワ!だけどクセになる家」が放送される。
舞台は、東京都練馬区。狭小なのにゆとりの空間を実現した“キモカワ”な家を紹介する。住人(アルジ)は3年前に結婚した夫妻。夫は昨年、建築家として独立し、今年、夫婦で住む家を建てた。その外観は妻いわく「ちょっと“キモカワ”な感じ」で、四角い箱と丸みを帯びた箱が突き出したような個性的な形をしている。素材は主に木と銅。赤褐色から緑青色になる銅の経年変化を楽しめるようにしたという。そんな遊び心いっぱいの家は、建築面積が7坪と駐車場1.5台分ほどの広さしかない。そこで、狭さを感じさせない工夫を数々詰め込んでいる。

家の中は明るい印象だが、中央に大きな柱が立っている。実は、外側の壁が複雑な形をしているため、構造上必要な柱を埋め込むことができず、外観を優先した結果、柱が部屋の真ん中を通ることになったという。柱を取り囲んだダイニングテーブルは夫がDIYしたもの。脚がなく、発泡ウレタンという断熱材を吹き付けて補強している。白い泡がモコモコしたような斬新な形状はまさに“キモカワ”だが、テーブルに脚がないおかげで狭小でも窮屈ではないそう。

わずか7坪の建築面積を最大限に使うための住人(アルジ)のアイデアが、家を縦に高くすること。さらに、地下室を含む5つのフロアを作った。そして一番効果的なところだけ壁を丸くして、壁と天井の境界線をなくすことで広く感じるようにした。家の奥にはテラスを作って明るくすることで、広見えするという効果も。また、すのこを各フロアに設置し、縦長の家全体に空気が循環するようにしている。
2つ目のフロアにあるのは、妻の仕事部屋。広さはわずか3.5帖だが、目線の高さにある大きな窓の外の木を借景にしていて、閉塞感を感じない。

地下は14.5帖ある家の中で一番広い部屋。収納とスクリーンを備えたリビングになっている。この地下室を作るため1階部分を約1メートル底上げ。土を掘る量を通常より減らすことで、コストダウンと広いスペースを実現した。

この家で暮らしてみて、「“キモカワ”なので、やっぱり使ってみるとクセになりますね」と妻。設計した夫は「感じ方は人それぞれ。いろんな感じ方の人がいるっていうのがすごく嬉しいですね」と喜ぶ。
複雑で少し奇妙だけど、そこが可愛いキモカワの家。住めば住むほど愛情が増して、気がつけばやみつきになってしまうようだ。





