ホン・サンス監督の34作目となる新作映画『彼女が帰ってきた日』(原題)が、第76回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に公式招待された。
ホン・サンス監督と不倫関係であり、彼の子を出産した女優キム・ミニが、今作でも「制作室長」として名を連ねている。
海外配給会社のファインカットによると、1月14日(現地時間)、ベルリン国際映画祭執行委員会は、ホン・サンス監督の新作『彼女が帰ってきた日』をパノラマ部門に公式招待すると発表した。
ホン・サンス監督は同映画祭において、『夜の浜辺でひとり』で第67回銀熊賞・主演女優賞、『逃げた女』で第70回銀熊賞・監督賞、『イントロダクション』で第71回銀熊賞・脚本賞、『小説家の映画』で第72回銀熊賞・審査員大賞、『旅人の必需品』で第74回銀熊賞・審査員大賞を受賞している。
ベルリン国際映画祭執行委員長のトリシア・タトル(Tricia Tuttles)は、招待状の中で「本作は、深い共感とユーモアを併せ持ち、繊細かつ美しく観察された映画だ。特に女性と名声に対する認識に関わる“叙事”を制御しながら、公衆の視線の中で生きることを探究している。優雅に作り上げられ、多くの映画的快楽をもたらす作品であり、ソン・ソンミの演技は圧巻である」と評価した。

『彼女が帰ってきた日』には、ホン・サンス監督作品に多数出演してきたソン・ソンミ、チョ・ユニ、パク・ミソ、ハ・ソングク、シン・ソクホに加え、キム・ソンジン、オ・ユンス、カン・ソイが参加している。
出産したキム・ミニは参加するか
今回の招待を受け、ホン・サンス監督と不倫関係であるキム・ミニが映画祭に参加するかにも注目が集まっている。
2人の関係の始まりは、2016年に遡る。初めて熱愛説が提起されたのが2016年6月で、同年11月にホン・サンス監督は家庭裁判所に妻との離婚調停を申し入れた。
だが、ホン・サンス監督の妻は、裁判所から送達された離婚調停に関する書類を一切受け取らず、家庭を守るという意志を示し、結局2人の離婚調停は裁判に付された。
その間、ホン・サンス監督はキム・ミニとの不倫を認めた。離婚訴訟進行中だった2017年、映画『夜の浜辺でひとり』の試写会でホン・サンス監督は、「私たち2人は愛する間柄だ。私たちなりに真面目に愛している」と話した。
キム・ミニも「心を込めて会って愛している。私たちの置かれた状況と置かれるすべてのことを謙虚に受け止めている」と述べた。
それから約2年半が過ぎた2019年6月、裁判所は「ホン・サンスと妻の婚姻関係が破綻に至ったが、主な責任はホン・サンスにあり、離婚請求を例外的に許容できる場合には該当しない」として離婚訴訟を棄却した。
その後も離婚が成立しないまま、キム・ミニとの関係が続いた。そして2025年4月には、キム・ミニがホン・サンス監督との間に男児を出産したと報じられた。
なお、第76回を迎えるベルリン国際映画祭は、2月12日から22日までドイツ・ベルリンで開催され、『彼女が帰ってきた日』は同映画祭でワールドプレミア上映された後、今年上半期に韓国国内での公開が予定されている。


