女優のキム・ヘユンが、7年間に及ぶ下積時代を率直に振り返り、深い感動を伝えた。
キム・ヘユンは、1月14日に放送されたトーク番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』に出演し、デビュー初期に経験した現実的な苦労を打ち明けた。
所属事務所もなく、演技の練習と撮影を並行していた当時を振り返り、「早朝や山奥での撮影があると、父に頼んで送ってもらったり、エキストラ用の車に乗せてもらって移動していた」と語った。
高校生の頃から演技を始めたキム・ヘユンは、オーディションを100回以上受けたものの、なかなか結果が出なかったという。「落ち続けていたので、いつも『今日も落ちるんだろうな』という気持ちで会場に向かっていた」と淡々と話した。7年間で端役として出演した作品は50本以上にのぼり、役名すらない配役も多かったことを明かした。
撮影現場での扱いも厳しかった。キム・ヘユンは「理由も分からないまま叱られることが多く、放送では言えないほどの暴言もたくさん浴びた」とし、「悔しくて車の中で泣くのが日常だった」と当時を振り返った。

また、新人時代には、フルショットの撮影で演技をするものだと分からず、その場に立っていたところ注意を受けたエピソードも明かし、素人だと思われないよう必死に努力していた日々を思い出した。
何よりも、自分自身に厳しかったキム・ヘユンの姿勢が胸を打つ。彼女は「寒い日にスタッフが暖を取るよう気遣ってくれたが、『自分にはその資格がない』と思って断っていた」と語り、「その結果、高校生の頃に指が凍傷になり、手が腫れ上がって爪が剥がれてしまった」と告白し、衝撃を与えた。
それでもキム・ヘユンは、自分なりのルーティンを守りながら耐え抜いたという。「1日に映画を1本観る、1日1時間運動する、といったルールを決めて、無名時代を乗り越えた」と明かした。
なお、キム・ヘユンは2018年、ドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』でカン・イェソ役を演じ、強烈な印象を残して注目を集めた。
その後、ドラマ『偶然見つけたハル』、『ソンジェ背負って走れ』などを通じて主演俳優としての地位を確立。来る1月16日に初放送を迎える新ドラマ『今日から“ニンゲン”に転身しました』では、九尾の狐(キツネ)のウンホ役として新たな変身を予告している。
◇キム・ヘユン プロフィール
1996年11月10日生まれ。2013年、高校生のときにドラマ『少女サムセン~漢方医の夢~』でデビュー。学業を優先しながらいくつかの端役を務め、人気ドラマ『SKYキャッスル』(2018)に200倍の競争率を勝ち抜いて出演し、知名度を大きく向上させた。『偶然見つけたハル』(2019)でドラマ初主演。その後も女優として活躍し、2024年のドラマ『ソンジェ背負って走れ』で、推しのために過去に戻り奮闘する主人公を演じてブレイクした。上手くはないが、水泳が趣味だとか。


