ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの開幕まで残り1週間を切った。8競技116種目が実施される今大会に、韓国からはスピードスケートやカーリングなど計71人(男子36人、女子35人)の選手が出場する。
韓国選手団が掲げたミラノ五輪の目標は「金メダル3個以上」、そして「8年ぶりの総合10位以内」だ。
【写真】こんなボリューミーとは…韓国の美しきスピードスケーター
前回の2022年北京大会は金メダル2個、銀メダル5個、銅メダル2個で総合14位だったが、自国開催の2018年平昌大会(金メダル5個、銀メダル8個、銅メダル4個)以来となるトップ10への返り咲きを目指す。
「“ポスト”イ・サンファ」もメダル挑戦
明確な「メダル戦略」もある。表彰台常連のショートトラックをはじめとした氷上競技を軸に、その他の競技でプラスアルファのメダルを狙うという方針を立てている。
北京大会で金メダル2個獲得に貢献したショートトラックは、ミラノでも最もメダルが有力視される競技だ。オリンピックのショートトラック競技はワールドツアーのように短期間で一気に実施される日程ではなく、10日間にわたる長いスパンで行われる。回復と集中に充てる時間が十分に確保されるだけに、経験豊富な選手に有利な条件となる。
そこで、金メダル獲得の筆頭とされるのが女子のチェ・ミンジョン(27)だ。オリンピック過去2大会で金メダル3個、銀メダル2個の計5個を獲得している彼女は、今大会で金メダルを1個追加すれば、韓国における冬季五輪金メダル最多タイ記録を打ち立てる。
スピードスケートも、ショートトラックに次いで金メダルが期待できる競技だ。「“ポスト”イ・サンファ」と呼び声高いキム・ミンソン(26)は3度目の五輪で自身初の表彰台を狙い、昨年のハルビン冬季アジア大会で金2個含むメダル4個を獲得した新星イ・ナヒョン(20)にも可能性がある。男子マススタートではチョン・ジェウォン(24)3大会連続メダルに挑む。
直近2大会は“メガネ先輩”ことキム・ウンジョン率いる「チーム・キム」で話題を集めたカーリング女子は、世界ランキング3位の京畿道(キョンギド)庁カーリングチームが参戦。メンバー5人中4人の名前が「ジ」で終わり、残る1人も愛称が「ジ」で終わることから「チーム5G」と呼ばれる彼女たちが、ミラノの地で韓国カーリング女子初の金メダル獲得を狙う。

「プラスアルファ」のメダル獲得種目として期待されるスノーボードでは、現役高校生にして今季ワールドカップ3勝のチェ・ガオン(17)に関心が集まる。フィギュアスケートではチャ・ジュンファン(24)が自身3度目の五輪で「韓国男子初のメダル」を狙い、シン・ジア(17)とイ・ヘイン(20)が女子シングルで表彰台を目指す。平昌で金メダルを手にした実績を持つスケルトンをはじめとしたそり競技も見込みはある。
韓国ではオリンピックでメダルが確実視される種目を、「(国に)孝行している」という意味を込めて「孝子(ヒョジャ)種目」と呼ぶ。冬季スポーツではショートトラックやスピードスケートなどの氷上競技が「孝子種目」としてメダルレースをけん引してきたが、総合10位以内に入るためには、その他種目での表彰台入りも求められる。
「孝子種目」で多くのメダルを獲得しつつ、その他種目で上積みを図れるか。総合10位以内を目指す韓国選手団の挑戦が、まもなく始まる。


