ミラノ・コルティナ冬季五輪が開催中だ。
世界中の選手たちがメダル獲得を目指して競い合う。誰もが手にできるものではないからこそ、その価値は金銭では測れないとされる。
だが、素材としての「実際の価格」は間違いなくあり、それは市場の動向によって変動する。
米『CNN』や『フォーブス』などは最近、「貴金属価格の急騰により、今回の冬季五輪のメダリストは史上最も高価なメダルを手にすることになる」と報じた。
多くの聴衆がメダルに関心を寄せているが、実物を見る機会はほとんどない。ただ、象徴的な価値とは別に、メダルの製作には当然コストがかかる。
現在の五輪金メダルは純金ではない。約500gの銀の表面を、約6gの金でコーティングして製造される。銀メダルは銀約500gで作られる。金や銀はいずれも高価な金属のため、素材価格の上昇が、そのまま製造コストの上昇につながる。

『CNN』は「2024年パリ五輪以降、金は107%、銀は200%も現物価格が上昇している。貴金属投資の増加が価格上昇の主な要因だ。今回の冬季五輪では700個以上のメダルが授与される予定だ」と伝えた。
さらに「現在の相場では、金メダルは約2300ドル(約35万円)、銀メダルは約1400ドル(約21万円)となる。パリ五輪と比べると、金メダルは約2倍、銀メダルは約3倍の水準だ。2028年ロサンゼルス五輪ではさらに上昇する可能性がある」と付け加えた。
かつて、金メダルは純金で製造されていた。だが、それは1912年ストックホルム五輪までの話で、すでに100年以上前のことになる。もし純金製が続いていれば、製造コストは現在の水準を大きく上回っていた可能性が高い。
五輪メダルは基本的に金銭では手に入らないが、例外もある。競売に出品された場合だ。著名アスリートのメダルは、特に高額で取引される傾向にある。
飛び込み界のレジェンド、グレッグ・ローガニスは1976年モントリオール、1984年ロサンゼルス、1988年ソウル五輪に出場し、金メダル4個、銀メダル1個を獲得した。彼は昨年7月、金メダル2個と銀メダル1個をオークションに出品し、総額42万9000ドル(約6600万円)で落札された。
また、陸上界の伝説ジェシー・オーエンスの金メダルも2013年に競売に出され、147万ドル(約2億3000万円)で落札されている。これは五輪メダルのオークション史上、最高額とされている。
■「なんであんなに綺麗なの?」と日本騒然 ミラノ五輪で発見された韓国17歳フィギュア選手と解説者


