王の凱旋と言うべきだろうか。
途方もない数の人々が一帯に集まり、出迎える可能性があるとの試算が出ている。
BTSは3月21日、5thフルアルバム『ARIRANG』を発表し、ソウル・光化門広場でコンサートを開催する。今回の公演は、メンバー全員が兵役を終えてから約3年9カ月ぶりに披露される完全体でのステージとなる。
今回の公演で象徴的な意味を持つとみられているのが、景福宮(キョンボックン)から光化門(クァンファムン)広場へと続く動線だ。主催側は、BTSメンバーが景福宮・勤政門(クンジョンムン)を出発し、興礼門(フンネムン)を経て光化門を通過し、2023年に復元された月台(ウォルデ)まで歩く演出案を検討していると伝えられている。これは、かつて王のみが通行できた“御道”を重ねるルートであり、BTSの復帰を「王の帰還」という象徴的な構図として表現しようとする意図がうかがえる。
警察は、今回の公演に最大26万人が集まる可能性があると試算している。これは、2002年日韓W杯当時、ソウル中心部を埋め尽くした街頭応援に匹敵する水準とも指摘されている。

そのため、ソウル警察庁は公共安全担当幹部を中心とした専任タスクフォースを稼働させ、観客の密集度に応じて会場を細分化し、各区域に責任者を配置する方針だ。また、複数の捜査チームや特殊部隊も配置し、テロ対策や安全管理を強化する計画も示されている。
もちろん、チケット争奪戦も極めて激しくなる可能性がある。会場規模から客席は約3万席前後とみられている。一般向け無料チケット予約は23日20時から「NOLチケット」で実施され、ファンクラブ向けにはWeverseメンバーシップ抽選応募も別途行われる予定だ。警察はマクロを利用した不正予約や、チケットや宿泊権を利用した詐欺行為についても重点的に取り締まる方針を示している。
また、3月21日を起点として、ソウル全域で関連イベントも展開される。3月20日から4月12日まで続く都市型イベント「BTS THE CITY ARIRANG SEOUL」プロジェクトの一環として、崇礼門やソウルタワーなど主要ランドマークがメディアファサードで演出される計画が進められている。こうした都市全体を活用した企画は、公演当日だけでなく、期間を通じて海外ファンに向けた“BTSフェスティバル”の空間を創出する狙いがあるとみられる。
兵役終了後、初の完全体活動という点に加え、韓国の歴史的空間とグローバルポップカルチャーを重ね合わせる今回の試みは、K-POPの象徴性を示す事例としても注目されそうだ。
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