韓国史上初の“雪上競技・金メダル”という歴史的瞬間を、同国の視聴者はリアルタイムで見ることができなかった。
韓国でミラノ・コルティナ五輪の単独中継を担当するJTBCが、肝心の場面をメインチャンネルで流せなかったからだ。
2月13日、イタリアのリビーニョ・スノーパークで行われたスノーボード女子ハーフパイプ決勝で、17歳のチェ・ガオンが90.25点を記録し、金メダルを獲得した。
1回目、2回目の試技を終えて、最終3回目の試技に臨んだチェ・ガオンは、5つのジャンプをすべて完璧に成功させ、世界トップクラスの選手であるクロエ・キム(アメリカ)の1回目の得点(88点)を上回り単独トップに浮上。その後、誰もこの得点を更新できず、韓国スノースポーツ史上初となる金メダルが確定した。
クロエ・キムが銀メダル、日本の小野光希が銅メダルだった。

しかし、この決定的瞬間はメインチャンネルでは伝えられなかった。
当時、JTBCはショートトラック準決勝を中継しており、チェ・ガオンの3回目の試技と金メダル確定の瞬間は、JTBCのスポーツチャンネルのみで生中継された。メインチャンネルでは、速報テロップで伝えられるにとどまった。
JTBCはチェ・ガオンの1回目の試技までは生中継していたが、その後、編成をショートトラックに切り替えた。準決勝では一部の韓国選手が敗退するなど緊張感のある展開が続いていたが、結果的に「韓国初の金メダル」という象徴的な瞬間を本放送で届けられなかった形となった。

さらに同日午前7時台のJTBCメインチャンネルでは、オリンピック関連のニュースではなく視聴者レビュー番組が編成されていた。未明に伝えられたチェ・ガオンの金メダルと、イム・ジョンウォンの銅メダルの知らせを待っていた視聴者は、他局のニュースを通じて結果を知ることになった。
多額の資金を投じて冬季オリンピックの単独中継権を獲得したJTBCが、最も重要な瞬間を本チャンネルで伝えられなかった点は、惜しまれる。
韓国スノースポーツ史に新たな金字塔を打ち立てたチェ・ガオンの快走は大きな感動を呼んだが、その感動がリアルタイムで共有されなかったという点で、後味の悪さが残る結果となった。
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