FCソウルは来る2月17日にホームで開催するサンフレッチェ広島とのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第8節を、本拠地ソウルワールドカップ競技場ではなく木洞(モクトン)運動場で行う。
芝凍結の問題でソウルワールドカップ競技場での正常な試合開催が困難となり、アジアサッカー連盟(AFC)が会場変更を許可した。
今回の事例は、韓国プロサッカーKリーグが秋春制へ転換するためには徹底した準備が必要であることを示している。「グローバルスタンダード」に合わせ、Kリーグも秋に開幕し、春に閉幕する「秋春制」へ移行すべきだという認識が主流になりつつある。温度差はあるが、重要なトピックであることは間違いない。

問題は「インフラ」だ。特に、ピッチコンディションが最大の課題となる。市民クラブの会計年度に基づく予算執行問題なども解決すべき課題だが、試合の質を左右する各種施設こそ、最大の悩みとなっている。
Kリーグが「秋春制」に移行するとなれば、12月中旬から2月中旬まで約2カ月の休止期間を挟む。遅くとも2月中旬にはリーグが再開される。
だが、韓国では3月でも一時的な冷え込みなどの影響によって、芝の状態が良くないのが現実だ。3月で芝が悪いのであれば、2月のピッチコンディションはさらに悪い。
固く凍った芝でプレーすれば負傷リスクが高まり、本来のパフォーマンスも発揮できない。選手は芝の影響を大きく受ける。イングランド、フランス、ドイツ、スペインなど欧州トップリーグでプレーする代表選手も、韓国のスタジアムのピッチコンディションに不満を示すことが多かった。トップレベルの代表選手がそう感じるのであれば、普段国内でプレーするKリーグの選手はなおさらだ。


Kリーグの各クラブはホームスタジアムを所有していない。各会場の施設管理は、自治体の施設管理公団や財団が担っている。自治体が積極的に動く構造を作らなければ、2月でも試合が開催できる芝の状態を維持することは難しい。
自治体を動かす方法は大きく2つある。まず、クラブが強く働きかけること。そしてKリーグを主管する韓国プロサッカー連盟、韓国サッカー協会、さらには文化体育観光部を経て、政府レベルの事業に発展させる方法だ。韓国サッカーの最上位機関であるサッカー協会が綿密な政策で連携すれば、「冬季芝の管理」によりスムーズに取り組める可能性がある。
韓国プロサッカー連盟のチョ・ヨンサン事務総長は、「Kリーグクラブの意見は分かれているが、いずれ秋春制に移行する必要があるのは明らかだ。問題は時期だ」とし、「そのためには徹底した準備が必要だ。抽象的に“とにかくやるべきだ”という形では難しい。綿密に備えながら段階的に転換する必要がある」と述べた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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