初めて立ったオリンピックの舞台だった。
イ・ヘイン(20)は笑い、シン・ジア(17)は悔しさをのみ込んだ。だが、終わりではない。2人とも次の舞台へ進む。
イ・ヘインとシン・ジアは2月18日(日本時間)、イタリアのミラノ・アイススケートアリーナで行われたミラノ・コルティナ冬季五輪フィギュアスケート女子シングル・ショートプログラムで、それぞれ9位と14位に入り、上位24人が進出するフリースケーティングへの切符を手にした。
15番目に滑走したイ・ヘインは、合計70.07点を記録。自己シーズンベスト(67.06点)を3.01点更新する今季最高得点となった。
冒頭のトリプルルッツ―トリプルトウループのコンビネーションでは、後半のジャンプがクォーター判定となりGOE(出来栄え点)を落としたのは惜しかったものの、ダブルアクセルとトリプルフリップは安定して成功。フライングキャメルスピン、シットスピン、チェンジフット・コンビネーションスピン、ステップシークエンスはいずれもレベル4を獲得し、完成度の高い演技を見せた。

初のオリンピックでシーズンベストを叩き出したイ・ヘインは、9位でフリーに臨む。
その直前に演技したシン・ジアは、ジャンプのミスが痛手となった。
トリプルルッツ―トリプルトウループのコンビネーションで、つなぎの着氷時に転倒し、1点の減点に加えてGOEも大きく下げられた。その後、ダブルアクセルとトリプルフリップを成功させて立て直し、ステップシークエンスではレベル4を獲得したが、最後のレイバックスピンはレベル3にとどまった。

最終得点は65.66点。自己シーズンベスト(74点台)や団体戦での得点には及ばなかったものの、14位でフリースケーティング進出を決めた。
ショートプログラム首位は、日本の17歳・中井亜美。高難度のトリプルアクセルを完璧に決め、78.71点をマークした。2位は坂本花織(日本)、3位はアリサ・リウ(アメリカ)、4位は千葉百音(日本)が続いている。
日本は表彰台の独占まで狙える状況だ。
とはいえ、フリースケーティングはこれから。イ・ヘインは勢いそのままに順位アップを狙い、シン・ジアはショートの悔しさを晴らす準備を整える。
キム・ヨナ以来、12年ぶりの五輪メダルを目指す韓国女子フィギュアの挑戦は、ここからが本番だ。


