韓国前大統領に下された無期懲役判決をめぐり、怒りの声が上がっている。
ある著名人が“痛烈すぎる一言”を放った。
タレントで作家のホ・ジウンが、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の内乱首謀罪に対する一審判決をめぐり、厳しい批判を展開した。
裁判所が量刑理由として挙げた「高齢」「前科なし」という要素が、内乱という重大犯罪の深刻さを覆い隠したとの指摘だ。
ソウル中央地裁刑事合議25部は2月19日、尹前大統領に無期懲役を言い渡した。「憲法秩序を破壊した重大犯罪」であると認定しながらも、被告が「前科のない高齢者」である点などを量刑理由として説明していた。

これに対し、日頃から社会問題について発言してきたホ・ジウンは、自身のSNSで即座に反発。「一体、この国では“年相応の責任”という言葉の重みはどこへ消えたのか」と切り出し、裁判所の判断を正面から批判している。
続いて「“前科のない高齢者”が刃物で刺せば重傷が軽傷になり、傷が自然に治るのか」と問いかけ、「逮捕して処罰するまでに社会が負担したコストが割引されるのか。パンを盗んだ時に適用されるべき法廷の善意が、内乱の首謀者に適用された」と批判を強めた。
さらに、判決文の表現修正まで提案し、論理的な指摘を加えている。「私たちは高齢者に平均以上の判断力と倫理基準を期待する。尹錫悦は、その期待を真正面から裏切った」としたうえで、「“前科のない高齢者”という裁判官の文章は“ただし”ではなく、“むしろ”で始まるべきだった」と強調した。

つまり、年齢が高く公職経験も豊富だからこそ、むしろより厳格な基準を適用すべきだったという主張だ。にもかかわらず裁判所がそれを量刑判断、または情状酌量の理由として用いたことへの失望を示した形だ。「前科のない高齢の公務員なら、内乱を起こしても死罪に値しないという前例が生まれてしまった」と、今後への懸念も示している。
なお、ホ・ジウンは2024年12月3日の非常戒厳令宣布当時にも、黒背景の画像とともに「もうこれ以上は耐えられない」と投稿し、市民の怒りに共感する姿勢を示していた。


