表彰台を独占する日本と、トップ10入りに拍手が送られる韓国。女子フィギュアの“現在地”が浮き彫りになった。
韓国フィギュアスケート界の“看板”イ・ヘインが、初のオリンピックの舞台で「トップ10入り」という貴重な節目を打ち立て、フィギュア界の新星であるシン・ジアもフリースケーティングで自己ベストを更新した。
しかし、キム・ヨナ以来となる五輪メダルには、今回も手が届かなかった。
イ・ヘインは2月20日(日本時間)、イタリアのミラノ・アイススケートアリーナで行われたミラノ・コルティナ冬季五輪・フィギュアスケート女子シングル・フリースケーティングで、技術点(TES)74.15点、演技構成点(PCS)66.34点の合計140.49点を記録した。
ショートプログラム(70.07点)と合わせた総合得点は210.56点となり、最終順位は8位だった。

この得点はイ・ヘインにとって今季自己最高点だ。昨年10月のISUチャレンジャーシリーズで記録した今季フリーのベスト(132.06点)を、実に8.43点も上回った。ショートプログラムで大きなミスのない演技で9位につけていたイ・ヘインは、この日のフリーでも揺るぎない集中力を発揮し、世界の舞台で存在感を示した。
ともに出場したシン・ジアの躍進も目を引いた。
シン・ジアはTES75.05点、PCS65.97点でフリー141.02点をマーク。ショートプログラム(65.66点)の悔しさを晴らし、総合206.68点で最終11位に入った。特にこの日のフリーの得点は、昨年のジュニア世界選手権で記録した自己ベスト(138.95点)を2.07点更新するものだった。シニアの舞台でも通用する競争力を証明した形だ。

プレッシャーをはねのけ、氷上で堂々と「トップ10入り」と「自己最高点」という成果をつかみ取った2人。ミラノで流した熱い涙と歓喜は、4年後を見据える貴重な糧となるだろう。
なお、今大会の金メダルはアメリカのアリサ・リュウが獲得した。アリサ・リュウは総合226.79点で、団体戦に続く2冠を達成。日本の坂本花織が銀メダル(224.90点)、中井亜美が銅メダル(219.16点)に輝いた。
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