ステージというより、ミュージカルに近い完成度であった。多彩に変奏するメロディーラインの中、IVEが長いテーブルの上で有機的に動きながら作り出したダンスは、まるで一本の映画のようでもあった。
プリンセスのようだったIVEは、さらに優雅さを増し、SF的イメージまで描き出した。デビュー6年目のIVEは、着実に完成へと向かっている。
IVEは2月23日、ソウル・広津洞(クァンジンドン)YES24ライブホールで『REVIVE+』のショーケースを開催した。この日のイベントはユ・ジェピルが司会を務め、メンバーたちは新アルバム制作の感想と今後への意気込みを語った。

ガウルは「約3年ぶりのアルバムで、変化にとどまらず進化したIVEをお見せするために多くの努力をした。『BANG BANG』がすでにたくさんの愛をいただいていてうれしい。この勢いで『BLACKHOLE』の活動も一生懸命頑張りたい」と語った。
「私」から「私たち」へ…再点火されたIVEの世界観
IVEは今回の『REVIVE+』を通じてデビュー以来貫いてきた「私」を中心とする叙事を「私たち」へと拡張した。本作は新たな出発を宣言するリセットではなく、すでに形成された感覚を再び呼び覚まし動かす「再点火」を意味する。
ウォニョンは「私たちの炎が外へ広がるのではなく、私たちの中でより広く、より遠くまで伸びてほしい。“私たち”とは単にIVEだけでなく、私たちの音楽を聴いて楽しむすべての人を指している」と笑顔で語った。

最近はキャリアを重ねたアーティストが質疑応答のみでイベントを行うケースも多いが、IVEは大規模なパフォーマンスを用意し、初志を貫いた。
ユジンは「私が考える“韓国的K-POP”の象徴は群舞(クンム)である。だから群舞に焦点を当てた。ミュージックビデオでもメガクルーを起用し、迫力ある群舞を披露する」と説明した。
相反する魅力のダブルタイトル 『BLACKHOLE』と『BANG BANG』
今回のアルバムの起点には、性格の異なる2曲のタイトル曲が置かれている。
『BLACKHOLE』は映画『インターステラー』を想起させるシネマティックな雰囲気のシャッフル基調の楽曲で、消滅と誕生が共存する世界観を描き出す。

一方の『BANG BANG』は、EDMとエレクトロニックサウンドを軸に、即時的な推進力と“出発”のエネルギーを伝えるナンバーである。特に『BANG BANG』にはチャン・ウォニョンと宇宙少女EXYが作詞に参加し、完成度を高めた。
リズは「パフォーマンスが大きく変わった。『BANG BANG』では男性ダンサーと一緒に力強い姿を見せた。『BLACKHOLE』では初めてテーブルを活用した。多くの方にスケール感を楽しんでもらえると思う」と語った。
全メンバーのソロ曲収録 12トラックに込めた音楽的成長
全12曲が収録された本作には、メンバー全員のソロ曲が収められ、チームとしての結束力と個々の成長を同時に表現している。さらに、チャン・ウォニョン(『8』)、アン・ユジン(『Force』)、ガウル(『Odd』)、イソ(『Super ICY』)、リズ(『Unreal』)、レイ(『In Your Heart』)はそれぞれ自身のソロ曲の作詞にも名を連ね、アーティストとしての飛躍を証明した。

IVEは昨年リリースした2枚のアルバムがいずれもミリオンセラーを達成し、「7作連続ミリオンセラー」という大記録を打ち立てた。今回のアルバムは、2度目のワールドツアー『SHOW WHAT I AM』のエネルギーを引き継ぐ作品であり、本格的なグローバル展開を前にした中核となるアルバムである。
ユジンは「素晴らしいアーティストたちと競い合えることはうれしい。同じ事務所のKiiiKiiiが成長している点も素敵だと思う。バラエティ番組の撮影を通じて親しくなった。今回は他のアーティストとは関係なく、自分たち自身で証明するアルバムになる」と語った。
ウォニョンは「DIVE(ファン)からたくさんの応援と愛を受けたい。数字を意識するよりも、久しぶりのカムバックであるだけに、うれしく前向きな気持ちで臨みたい」と締めくくった。
◇IVE プロフィール
伝説的なガールズグループIZ*ONE出身のユジン(リーダー)とウォニョンを中心に、ガウル、リズ、イソ、そして日本人メンバーであるレイの6人で構成されたガールズグループ。公式デビュー前から優れたビジュアルで“全員センター級”と評された。2021年12月にデビューシングル『ELEVEN』を発売すると、7日という韓国音楽史上、最速で音楽番組1位に。続く2022年4月に発表した2ndシングル『LOVE DIVE』も各種チャートと音楽番組を席巻する大ヒットを記録し、デビューから半年でK-POP第4世代を代表するガールズグループとなった。2022年10月に『ELEVEN -Japanese ver.-』で日本デビューしている。
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