倫理観はどこへ?亡くなった消防士・警察官を“占いのネタ”に…Disney+韓国バラエティ、炎上拡大で制作陣に責任論 | RBB TODAY

倫理観はどこへ?亡くなった消防士・警察官を“占いのネタ”に…Disney+韓国バラエティ、炎上拡大で制作陣に責任論

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倫理観はどこへ?亡くなった消防士・警察官を“占いのネタ”に…Disney+韓国バラエティ、炎上拡大で制作陣に責任論
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公的犠牲は、バラエティ番組の素材となり得るのか。

Disney+のバラエティ番組『占い師たちの運命バトル』が、殉職した消防士と警察官の事案を扱った内容をめぐり、番組の企画意図と倫理観が問われている。

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出演者の不適切な表現に加え、それをそのまま放送した編集判断をめぐって制作陣の責任を指摘する声も上がっており、今後の対応に注目が集まっている。

論争の発端は、殉職した消防士、キム・チョルホンさんに関するミッションだった。2001年、弘済洞(ホンジェドン)の火災現場で市民を救助中に殉職したキムさんの死因を、占いの形式で推測する内容が放送された。顔写真や生年月日などの個人情報が公開されたことで、遺族が強く反発する事態となった。

『占い師たちの運命バトル』
(写真=Disney+)『占い師たちの運命バトル』韓国版ポスター

この件について、故人の弟だと名乗るA氏は「崇高な犠牲精神を称えるという説明とは異なり、放送では刺激的な表現ばかりが飛び交っていた」と指摘し、「耳障りのよい言葉で同意を得たのではないか」と批判した。姪だと明かしたB氏も「十分な説明を受けていなかった」と述べ、事後対応の不十分さを訴えた。消防労組も「殉職は国家が責任を持って礼遇すべき公的犠牲だ」とし、法的対応の可能性に言及している。

論争が広がる中、制作陣は「遺族の同意を得た上で肖像や情報を使用した」と説明する一方で、「事前同意の過程が一部の家族に十分伝わっていなかったことを後になって把握した」として謝罪。「視聴者と当事者の双方の理解と共感を得られるよう努力する」とコメントした。

しかし、その謝罪直後、別の論争が浮上した。同じ回で、殉職した警察官イ・ジェヒョンさんの死亡経緯を扱う過程で、犯罪の隠語である「カルパン(刃物で刺されることを指す俗語)」という表現が使用された。出演者のチョン・ヒョンムがこの言葉をそのまま口にし、シンドンが同調する場面が放送されたことで、警察内部からは「明白な二次加害だ」との批判が相次いだ。

チョン・ヒョンム
(写真提供=OSEN)チョン・ヒョンム

イ・ジェヒョンさんは2004年8月、ソウル西部警察署の強力班刑事として勤務中、婦女暴行容疑者イ・ハクマンを検挙する過程で凶器に刺され、殉職した。全国警察職場協議会は「殉職公務員の犠牲を低俗な隠語で貶めた」と強く反発し、公式謝罪や問題回の削除、法定最高水準の懲戒を求めた。特に「公的犠牲をバラエティのゴシップとして消費した」として、制作陣と出演者双方の責任を強調した。

チョン・ヒョンム側は即座に謝罪し、所属事務所も「故人と遺族に深い傷を与えたことについて重い責任を感じている」とコメント。再発防止を約束したが、制作陣としての追加的な立場表明は現時点では出ていない。

オンライン上では制作陣の責任を問う声がさらに高まっている。「出演者の発言を編集せずに放送した判断が問題だ」「殉職者をミッション素材にした企画自体が無理があった」「出演者は謝罪したが、構造的な責任は制作側にある」といった批判が相次ぐ一方で、「即座に謝罪した点は評価すべきだ」「番組の趣旨も考慮すべきだ」とする慎重な意見も一部には見られる。

『占い師たちの運命バトル』韓国版ポスター
(写真=Disney+)『占い師たちの運命バトル』韓国版ポスター

結局のところ、公的犠牲をバラエティ的な装置として消費した企画と編集全体が、今回の論争の核心といえる。殉職した消防士と警察官をめぐる一連の問題を受け、制作陣がどのような追加謝罪や再発防止策を示すのか、問題回の扱いを含めた今後の対応に関心が集まっている。

一方、警察職場協議会は、△遺族および全国の警察公務員への公式謝罪△問題回の全プラットフォームからの即時削除△出演者の公開謝罪と自粛△放送通信審議委員会による法定最高水準の懲戒 などを求めた。

同協議会は「殉職は一家庭の生活が崩れ落ちる悲劇であり、国家的損失だ」と強調し、「崇高な犠牲がバラエティの素材として消費されることが二度とあってはならない。制服を着た英雄たちの名誉がこれ以上損なわれないよう、あらゆる手段を講じて断固として対応する」と表明。「殉職者の犠牲が正当に礼遇される社会を実現するため、最後まで闘う」としている。

(記事提供=OSEN)

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《スポーツソウル日本版》

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