日本発で世界進出を続けてきたガールズグループXGの中核プロデューサーが、日本で麻薬所持の疑いにより現行犯逮捕された。
このニュースは日本国内にとどまらず、麻薬犯罪に極めて厳しい視線が向けられる韓国の音楽業界にも大きな衝撃を与えている。
逮捕されたのは、XGの総括プロデューサーで、ボーイズグループDMTN(旧DALMATIAN)出身のサイモン(韓国名パク・ジュンホ、JAKOPS)だ。報道によると、サイモンは3人とともに日本・愛知県のホテルで麻薬取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕された。
当時、XGはワールドツアーの一環として名古屋公演を終えた直後で、サイモンも現地に滞在していたとされる。グループの公演と同じタイミングで不祥事が発覚した形となり、現地ファンの間にも動揺が広がっている。
客室内からはコカインが見つかり、乾燥大麻とみられる物質も発見されたと伝えられている。捜査当局は、薬物の入手経路や使用の有無などについて詳しく調べを進めている。

韓国では「麻薬=事実上のキャリア崩壊」
さらに一部の韓国メディアによると、サイモンと同時に、歌手兼プロデューサーのチャンスラー(Chancellor、韓国名キム・ジョンスン)も同じ容疑で逮捕されたと報じられている。
チャンスラーはXGの所属事務所にも在籍する人物で、今回の事件が単独ではなく、複数の業界関係者を巻き込む形で発覚した点も衝撃を広げている。
チャンスラーは米バークリー音楽大学出身で、これまでプロデュースチームの一員として活動してきた人物だ。私生活では結婚しており、最近は幼い子どもの写真をSNSに投稿していたこともあり、今回の報道との落差に驚く声も出ている。

韓国では、麻薬犯罪は社会的に極めて嫌悪される重大犯罪として扱われ、芸能人や業界関係者が関与した場合、活動継続が事実上困難になるケースも少なくない。過去にも薬物関連の不祥事は、当事者の芸能人生を一変させてきた。
今回の事件は日本で起きたものだが、K-POP的な育成・制作手法を掲げて活動してきたXGのプロジェクトの中枢人物が関与したと報じられたことで、韓国の音楽ファンや業界関係者の間にも重い空気が広がっている。
XGは全員が日本人で構成されたグループでありながら、K-POP式のトレーニングや制作方式を取り入れてきたことで、韓国でもたびたび注目を集めてきた存在だ。その中核を担ってきた人物の不祥事だけに、グループのイメージへの影響も避けられない。
XGの所属事務所XGALXは「日本で発生した事案であり、現在、具体的な内容を確認中。正確な事実関係が判明次第、公式な立場を明らかにする」としている。現時点で、逮捕された人物らが容疑を認めているかどうかは明らかになっていない。

プロデューサーの不祥事は、当事者個人の問題にとどまらず、プロジェクト全体の信頼性や評価にも影響を及ぼしやすい。
韓国社会において「麻薬=キャリア破壊級スキャンダル」と受け止められる文脈の中で、今回の事件がXGの今後の活動にどのような影を落とすのか、日韓双方で注視されている。
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