25日、2026年度前期連続テレビ小説『風、薫る』(NHK総合)の第7次出演者が発表された。
NHKは公式Xで同作品の第7次出演者を順次公開。今回、帝都医大病院の医師、看病婦、患者など、主人公たちに影響を与える重要な役どころが明らかになった。

帝都医大病院の医師陣として、古川雄大が外科教授の今井益男役を演じる。ドイツ留学帰りのトップエリートで、主人公としばしば対立する人物だ。古川は「クレバーな雰囲気を纏う今井は当時最先端の医療をドイツで学び、外科教授として病院を支えている人物の一人です。しばしば主人公と対立しますが、そこには医局の責任者としての日本の医学への想いがあります。そのあたりもしっかり丁寧に演じていきたいと思います」とコメントした。

外科助教授役には坂口涼太郎が藤田邦夫役で出演する。坂口は「風がいい方向に向かうときは必ず逆風が生まれます。いま私たちがいい薫りの風の中で生きられるのはこの物語の中に登場する女性たちのおかげです。私は、当時は当然だった逆風を担当させていただきます。いい薫りではないかもしれません」と述べた。

外科助手の黒川勝治役は平埜生成が務める。平埜は「2年ぶり3度目の朝ドラ出演になります。うれしくてなりません!わたしが演じる黒川は『外科医』です。いったい、どんな『風、薫る』のでしょうか。病院って聞くと、太陽を浴びた真っ白なシーツや、消毒液のツンとする匂いがしてきそうですよね。でも、それは現代の話。明治時代の病院には、また違った風が薫っているはずです」とコメントした。

副院長の渡辺行成役には森田甘路が起用された。森田は「この度、帝都医大病院副院長 渡辺行成を演じさせていただきます。私自身、連続テレビ小説のレギュラー出演は初めてで、身の引き締まる思いです。女性の自立が極めて困難だった明治という時代。看護という未知の世界に飛び込む彼女たちの姿は、渡辺という一人の男の目にどう映り、その生き方にどう影響を与えていくのか。激動の時代を懸命に生きる彼女たちと向き合い、渡辺としてその衝撃をどう表現できるか、演じる側としても大変楽しみです」と語った。

看護婦役として、猫背椿が永田フユ役で参加する。猫背は「日本初のトレインドナースの誕生から紡ぐ壮大なドラマのなか、看護婦という役柄をいただきました。トレインドナース登場以前、病院で患者の看病にあたっていた女性の職業ですが、厳しい現実を生きた女性たちが多く就いていたお仕事で、自分の演じる永田フユもそのひとりです。トレインドナース見習いのりんたちとの衝突もありますが、お互いに刺激を受け高め合える関係を作って物語のなかできちんとバトンを受け、渡し、引き継ぎ続ける役者たちのなかのひとりでありたいなと、小さな力ではありますが切に思います!」とコメントした。

同じく看病婦役の三浦ツヤには東野絢香が配役された。東野は「看病婦、三浦ツヤを演じさせていただきます。『どんな辛いことがあったの?』と親友の話を聞くように役と向き合う日々です。彼女も私も、もう少しだけ胸を張って日々を暮らせるようにと願いながら、『風、薫る』の世界を生きてまいりたいと思っております。ちょっとだけ、頑張れないかもしれない朝に、居心地の良さを届けられるように、良い作品を皆さんと作っていきたいです」と述べた。

病院の用務員役には飯尾和樹が柴田万作役で出演する。飯尾は「クランクイン初日から参加している演者さんやスタッフさんたちが創り上げてきた世界を、楽しんでいきたいと思います。ぺっこり深々88°よろしくお願いします」とコメントした。

患者役として、若林時英が直美が実習で受け持つ患者の丸山忠蔵役を演じる。若林は「この度、丸山忠蔵という素敵な役をいただき演じてさせていただきます、若林時英と申します。役者を志して、一つの目標であった朝ドラに出演できること、とても光栄ですし、今は身が引き締まる思いでおります。丸山忠蔵という役が『風、薫る』の世界にちゃんと生きられるよう、丁寧に役と向き合っていけたらと思います」と語った。

村上穂乃佳が心中未遂で帝都医大病院に搬送されてきた女郎の夕凪役で出演する。村上は「夕凪という素敵な名をいただき『風、薫る』に参加できること、この上ない喜びを感じています。女郎として生きている彼女の人生は決して穏やかなものではありませんが、その中で何を手放さずにいたのかを日々考え続けています。明治の時代の人々の生き方や想いが、風のように次の時代へ運ばれていく。そこに確かに生きていたひとりとして、積み重ねられてきた時間を大切に受け止め、夕凪を務めたいと思います」とコメントした。

フユの夫である永田康介役には、じろうが配役された。じろうは「看護師さんのお話ですね。看護師さんには小学生の頃ずいぶんお世話になりましたよ。週一で通っていました。 ええ。病弱だったものでね。 あの頃お世話して下さった皆さん、お元気ですか? あの頃お世話になったお医者様、看護師さんに見てもらえると嬉しいですね。」と述べた。

りんが実習で初めて受け持つ患者の園部弥一郎役には野添義弘が起用された。野添は「主人公を困らせる患者、警察署長の園部を演じさせていただきます。主人公・りんに語らずプレッシャーをかける園部をしっかり務めたいと思います。が、当時の男性の方は女性に気安く話しかけない、かけられないと言う所もあったと思うので、その辺りも心に秘めながら演じたいと思います」とコメントした。

院長の多田重太郎役には筒井道隆が配役された。筒井は「およそ150年前の明治時代の話です。1日が24時間、1年が365日になり、選挙も国会も始まった時代。僕は明治時代という字が好きです。『明るく治める時代』と解釈しています。まだ、江戸時代が終わったばかりの混沌とした時代に西洋医学で人々の命を救うというのは並大抵の苦労ではなかったと思います。その先人の方々の努力に失礼のないように頑張りたいと思います」と語った。
りんが受け持つことになる侯爵夫人の患者、和泉千佳子役には仲間由紀恵が出演する。和泉はとある事情により心を閉ざしている。仲間は「侯爵家の奥方である千佳子を演じます。台本を読み、どのような時でも凛としている姿に、なんて誇り高い人なんだろうと、尊敬と憧れの念を抱きました。周りからみれば、わがままな華族の奥方ですが、目の前の現実を受け入れられず苦しみながらも、ただ自分の誇りを胸に持ち続けている、そこに拘ってこれまで生きてきた千佳子が、りんと関わることで、大切な事に気づきます。寄り添うりんの姿に何を感じるのか、精一杯演じます。楽しみです」とコメントした。
制作統括の松園武大チーフ・プロデューサーは「それぞれの思いを胸に看護について学ぶりんと直美たちですが、まだ『看護』そのものが知られていない時代に理解を得るのは容易なことではありません。実習のために訪れた病院で早速その手厳しさを目の当たりにすることになります。今回発表した人たちは、そういった状況のなかで主人公たちに大きな影響を与える病院関係者や患者たちです。日本の医療の未来を背負う病院経営層や医師。りんたちより前から現場で働いてきた看病婦たち。そして、それぞれに傷を負った患者たち。りんと直美が悩み、奔走する日々が始まろうとしています。放送開始まであと1か月となりました。どうか温かくお見守りください」と述べた。





