通常は原作があり、それがドラマ化されるパターンがほとんどだ。しかし、4月期にスタートする木曜劇場枠のドラマ『今夜、秘密のキッチンで』(フジテレビ)は、漫画(WEBコミック連載)と同時に開発される点でも非常に珍しい。
コミックの作者は累計500万部を突破した『にぶんのいち夫婦』の漫画家・黒沢明世で同作が最新作となる(マガジンハウス)。共同テレビの企画・プロデューサーである橋本芙美氏は「3年前にマガジンハウスさんと開発が始まった企画が、人気漫画家の黒沢明世先生の手によって素敵な漫画として誕生し、そして今回新しいスキームとして漫画の配信と同時期にドラマ化できることになり、とても嬉しく感慨深いです。このラブストーリーを通して描きたかったのは、思いもよらない挫折からの“再生”です」とコメントしている。
、主演・木南晴夏。演じる主人公・坪倉あゆみ(つぼくら・あゆみ 37)は、元女優の専業主婦。国内外に人気レストランを経営する実業家の夫・渉(わたる)、渉の先妻の娘とともに暮らし、周囲からは“裕福で幸せな家庭を築いた女性”として見られている。しかし、その日常の裏側では、結婚後に明らかになった夫のモラハラ気質により、少しずつ自信と感情をすり減らしていく日々を送っていた。「ちゃんと幸せなはずなのに、なぜか息が苦しい」。何をしても否定され、夫の理想を押しつけられる毎日の中で、「自分は何が好きだったのか」「何を食べたいのか」・・・そんな感覚さえ、わからなくなっていた。そんなあゆみにとって、広い家の中で誰にも邪魔されず、料理をしながら一人になれる唯一心安らげる場所が“キッチン”だった。ある夜、日々のストレスに限界を感じ、キッチンで強いお酒を飲んでしまったあゆみは倒れてしまう。その後、自らの人生の再生を望んでいたあゆみの前に、ひょんなことがきっかけで、イタリアンのシェフ・Kei(けい・高杉真宙)が現れる。そして、二人は料理を通して言葉を交わし合い、少しずつその距離を縮めていく―。
木南は、「抑圧された生活に苦しむ主婦が、料理と恋によって癒され自分を取り戻していく物語です。1人の人間として強くありたいという気持ちを大事に演じたいと思います」と意気込み。また坪倉あゆみという役どころについては「「モラハラ夫に苦しむ生活から、シェフのKeiとの出会いによって少しずつ変化していきます。どのようにして自分の人生をもう一度強く生きたいと思うようになるのか、見届けてください」と話す。「一歩踏み出す勇気をなかなか持てない大人のラブストーリー。今作を見て、皆さんに自分を強く持ちたいと思う勇気を与えられたらうれしいです。ぜひご覧ください」とアピールしている。
木曜劇場 『今夜、秘密のキッチンで』は4月スタート。毎週木曜22時~22時54分放送となる。


