福島第一原発事故で準備が進められていた“幻の封じ込め作戦”とは?NHKスペシャルで東日本大震災関連3番組を放送 | RBB TODAY

福島第一原発事故で準備が進められていた“幻の封じ込め作戦”とは?NHKスペシャルで東日本大震災関連3番組を放送

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「封じ込め作戦」の資料より『原発事故 幻の封じ込め作戦(仮)』(C)NHK
「封じ込め作戦」の資料より『原発事故 幻の封じ込め作戦(仮)』(C)NHK 全 15 枚
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 東日本大震災から15年となる2026年3月、NHKスペシャルでは8日、11日、15日にわたり関連3番組が放送される。

砂漠に置かれた風の電話『それからの、風の電話』(C)NHK
海外の森の中に置かれた風の電話『それからの、風の電話』(C)NHK

 8日放送の『それからの、風の電話』では、岩手県大槌町の高台にあるこの場所を訪ね、人々の心の軌跡を辿る。ここは、震災で大切な人を亡くした人たちが訪れ、受話器を手に語りかける場所である。NHKが震災から5年となる2016年に放送した『風の電話 ~残された人々の声~』を1つのきっかけに、風の電話は世界中で作られるようになった。現在、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど18か国、550か所以上に及ぶ。番組では震災から15年、今も訪れる人たちを取材し、秘めた心の内に耳を傾けた。  

15年の歳月と秘めた心の内『それからの、風の電話』(C)NHK

 あの日、当時25歳だった息子を津波で亡くした女性。15年がたつ今も、ふとした時にどうしようもない悲しみに襲われるという。そうした時、ひとり車で1時間かけ電話ボックスを訪れる。「元気か、寒くないか、ご飯は食べたか」かつてしていたように語りかけ、受話器に強く耳をあて、その声を思い出すことで、もう一度生きる力がわいてくるのだという。

②愛媛県愛南町事前復興の取り組み『わたしたちの“復興” 震災15年・当事者たちの告白』(C)NHK

 11日午後10時からは『わたしたちの“復興”震災15年・当事者たちの告白』を放送する。東日本大震災で被災した地域の復興には41兆円を超える復興予算が投入されてきた。発生から15年、復興を牽引してきた関係者から聞かれたのは、「甚大な被害に衝撃を受け、将来のことまで見通せなかった」「もっとこうしておけばよかったということは結構ある」といった声や、当時復興の過程で抱えていた葛藤、そして今だから語れる反省の弁だった。

愛媛県愛南町東北視察『わたしたちの“復興” 震災15年・当事者たちの告白』(C)NHK

 この先、南海トラフ巨大地震や首都直下災害の発生が想定されている災害列島日本。次の大災害には、どんな復興の青写真を描くべきか。大切なポイントは震災に見舞われる前から「復興まちづくり」の計画を立てておく、「事前復興」の取り組みだという。番組では東日本大震災の復興から得られる教訓を関係者の声から紡ぎだし、この先の復興のあり方を考える。

 15日午後9時からは『原発事故 幻の封じ込め作戦(仮)』を放送する。15年前に起きた福島第一原発事故では、実は当時、原子炉が連鎖的に制御不能となり東日本一帯に放射性物質が拡散する「最悪の事態」が起きたときに備え、ある極秘作戦の準備が進められていた。

「封じ込め作戦」を指揮した馬淵澄夫 首相補佐官(当時)『原発事故 幻の封じ込め作戦(仮)』(C)NHK

 NHKは数百ページにおよぶ関連資料を独自に入手した。チェルノブイリ原発事故で行われた「石棺」を参考に立案されたという「原発封じ込め作戦」。爆発した原子炉などに大量の砂や水を投入し、放射性物質の拡散を食い止める。高い放射線量下での作業を想定した“命がけ”の作戦だった。資材の調達、機材の設置など具体的な準備が進められる中、最大の課題となったのは、「誰が命を懸けるのか」ということ。人員確保のための法的な枠組みがない中、“決死隊”にみずから手を挙げた人たちがいた。  

NHKが入手した「封じ込め作戦」の機密文書『原発事故 幻の封じ込め作戦(仮)』(C)NHK

 「もう本当に日本が終わるということになる。作戦の失敗は許されない」。極秘作戦の全容はこれまで明らかにされず、当時直面した課題は積み残されたままとなっている。なぜ、原発封じ込め作戦は準備され、どこまで具体化していたのか。そしてなぜ“封印”されてきたのか。発掘したスクープ資料と、政権幹部から現場作業員にいたる100人以上の関係者への取材から、“幻の作戦”の全容に迫る。




《アルファ村上》

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