東京ドームに響き渡る掛け声には、ためらいのない自信がにじんでいた。
WBCで3大会連続の1次ラウンド敗退が続く韓国にとって、今回は“4大会連続”を回避したい戦いでもある。チームの雰囲気は、これまでになく明るく熱い。
リュ・ジヒョン監督率いる韓国代表は本日(3月5日)19時、東京ドームでチェコとC組グループリーグ第1戦を戦う。試合を前にした15時50分ごろ、東京ドームのグラウンドに姿を見せた選手たちの表情には、緊張感よりも活気ある笑顔があふれていた。
公式練習が始まると、イ・ジョンフ(サンフランシスコ)を筆頭に、ジャマイ・ジョーンズ(デトロイト)、ムン・ヒョンビン(ハンファ)、パク・ドンウォン(LG)、シェイ・ウィットコム(ヒューストン)らが中心となり、チーム全体で体をほぐした。

練習の合間には冗談を交わして笑い合う一方、打撃練習や軽いストレッチに入ると、瞬く間に鋭い眼差しへと切り替え、実戦感覚を整えていった。
特に、この日の昼に行われた試合で、“ライバル”台湾がオーストラリアに0-3で完敗したという知らせは、韓国に妙な緊張感と同時に好機をもたらした。台湾の失速は追い風だが、オーストラリアの台頭は脅威でもある。
強力な8強候補と目されていた台湾が敗れたことで、C組の情勢が揺れ動いているだけに、このチェコ戦を確実にものにできれば、勢いをそのままつなげられる。

この日の韓国の先発投手はソ・ヒョンジュン(KT)だ。ソ・ヒョンジュンが序盤の流れをつかみ、続くチョン・ウジュ(ハンファ)が中盤を支えれば、大阪での強化試合から爆発している打線の勢いを背景に、危なげない勝利も期待できる。
東京ドームを埋め尽くす「ファイティン~行こう!オイ!」という声は、初勝利の号砲へとつながるのか。1200万人の韓国野球ファンの願いを背負った“リュ・ジヒョン号”の本格的な航海が、まもなく始まる。
■【写真】イチロー大激怒の韓国の“マウンド国旗立て”、張本人が語る真実


