日本がオーストラリアを倒したことで、韓国は土壇場で準々決勝進出の可能性を残した。
ただし、その条件はあまりにも過酷だ。
3月8日の台湾戦で延長タイブレークの末に敗れ、WBC準々決勝進出への道は、漆黒の闇に閉ざされた。
今や、うんざりするほど繰り返されてきた「場合の数」の計算機をたたかなければならない哀れな立場となった。しかし、ここで諦めるにはまだ早い。
そもそも、いつから韓国は楽に勝利の知らせを受け取ってきたのか。奇跡は常に、絶望の果てで咲いてきたのだ。
日本の勝利で生まれたわずかな可能性
韓国代表は本日(3月9日)19時、東京ドームでオーストラリアとのグループリーグ最終戦に臨む。現在1勝2敗。準々決勝トーナメント進出の条件は、厳しすぎるほど複雑だ。

単に勝つだけでは足りない。9イニング基準で「5点差以上の勝利」と「2失点以下」という二兎を同時に追わなければならない。失点率争いで台湾を上回るための、唯一の道だ。
不可能に見えるミッションではある。しかし、我々はほんの4年前のカタールW杯の奇跡を記憶している。当時、サッカー韓国代表は第1戦のウルグアイ戦を引き分け、第2戦のガーナ戦に敗れ、ベスト16進出の可能性は薄かった。
最終戦の相手は、クリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガルだった。誰もが「もう終わった」と口にし、諦めたその瞬間、韓国代表は見事に2対1の逆転勝利を成し遂げ、ベスト16行きの切符をつかみ取った。
あの時、韓国国民の胸を熱くした合言葉こそ「折れない心」だった。1%の可能性しかなくとも、最後まで諦めない執念。それこそが韓国スポーツの根性であり底力だ。

いま、リュ・ジヒョン率いる韓国代表に最も必要なものも、まさにこれである。台湾戦敗北の衝撃にうなだれている時間はない。オーストラリアという壁に立ち向かい、打ち砕けばよい。カタールの戦士たちが見せたあの凄みを、もう一度胸に宿さなければならない。
運命のオーストラリア戦の先発は、左腕のソン・ジュヨンだ。彼は日本戦でリリーフ登板し、1イニングを無失点で見事に抑えた。強烈な印象を残した。「しっかり投げてみる」と語った。ここは一度、信じてみよう。重い速球と鋭いスライダーで、オーストラリア打線を十分に圧倒できるはずだ。

もちろん、救援陣による締まった投球も必要である。結局、第一にも制球、第二にも制球が優先だ。オーストラリア打線を2失点以下に封じることは、決して不可能なシナリオではない。
そして何より、打線が爆発しなければならない。5点差をつけるためには、キム・ドヨン、イ・ジョンフ、ウィットコム、ジョーンズら上位打線の集中力が切実に求められる。チェコ戦で見せた火力を、そのままオーストラリア投手陣に浴びせなければならない。
野球には「9回裏ツーアウトから」という格言がある。勝利の女神は、最後まで希望を捨てない者の味方をする。非難と失望はひとまず脇に置こう。今こそ選手たちに「折れない心」のエネルギーを吹き込むべきときだ。
東京ドームで再び奇跡が起きない理由はない。最後までやり抜こう。
■【写真】イチロー大激怒の韓国の“マウンド国旗立て”、張本人が語る真実


