俳優キム・スヒョンと彼を広告モデルとして起用していた化粧品ブランドの訴訟が、長期化する見通しだ。
未成年交際疑惑で活動を事実上中断しているキム・スヒョンをめぐり、約28億ウォン(約2億8000万円)の損害賠償訴訟が続いている。
3月13日、ソウル中央地裁・民事第22部は、化粧品ブランドA社がキム・スヒョンとその所属事務所を相手取って提起した、約28億ウォンの損害賠償請求訴訟の第2回弁論期日を開いた。
この日、裁判所は裁判の進行状況を確認するにとどまり、そのまま終了した。
昨年11月に開かれた第1回弁論期日で、原告のA社側は「(契約書上)『事実確認がされていない噂は社会的物議に該当しない』という部分は、裏を返せば『事実確認がされた事案は社会的物議に該当する可能性がある』と解釈できる」と述べ、モデル契約の解除は正当だったと主張した。
そのうえで請求額を当初の5億ウォン(約5000万円)から28億6000万ウォン(約2億8600万円)に増額した。

さらに「成人後に交際するのであれば、未成年の時から関係があったという意味になり得る」として、「これは品位維持義務違反に当たる可能性がある」と指摘した。
これに対し、被告であるキム・スヒョン側は「交際説を当初否定した件は、A社との契約期間以前の出来事だ。契約が存在しない時期の発言が、どうして品位維持義務違反になるのか理解できない」と反論した。
また、「契約解除を発表したのは(2025年)3月だが、6月まで原告側の韓国・日本の公式ホームページや日本のオフライン店舗でキム・スヒョンの写真が掲載されていた」と確認を求めた。
A社側は「関連する画像や資料はすべて削除済みで、日本のオフライン店舗などについても現地代理店に撤去を要請し、すでに使用は中止されている」と反論した。
キム・スヒョンの疑惑は、昨年2月に女優キム・セロンさんが遺体で発見された後、彼女の遺族が、故人が15歳だった2015年から2021年までの約6年間にわたり、キム・スヒョンと交際していたと主張したことで浮上した。

キム・スヒョン側は「交際が始まったのはキム・セロンが成人した2019年夏から2020年秋まで」とし、未成年時の交際疑惑を強く否定。キム・セロンさんの遺族が主張する交際期間がキム・スヒョンの兵役時期と重なっていることから、当時実際に交際していたとされる女性に送った手紙まで公開した。
しかし、現在まで両者の対立は平行線をたどっており、いまだ解決の糸口は見えていない。一方で、今年2月には、キム・スヒョン主演作『ノックオフ』(原題、ディズニープラス)が上半期中に配信される可能性があるとの見通しも報じられた。
なお、次回の弁論期日は4月24日に開かれる予定だ。
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇る。また、主演を務めた2024年の『涙の女王』が世界的なヒットとなり、韓流スターとしての地位を盤石にした。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
■キム・セロンさん遺族、キム・スヒョンの“未成年交際”を再主張 新たな証拠メモ公開


