未成年への性加害を知っていながら別名義で再デビューさせた出版社を、韓国の地上波番組で公開したことが議論を呼んでいる。
去る3月13日、韓国で放送されたMBCのバラエティ番組『私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~』では、漫画家キアン84が、自身が夢を持つきっかけとなった漫画家、伊藤潤二に会うため、日本へ向かう姿が捉えられた。
スーツ姿で登場したキアン84は、タレントのカンナムとともに、漫画家の伊藤潤二に会いに行った。キアン84は、カンナムが約束を守るために、出版社に足を運び、ミーティングを行ったという裏話を明かし、驚かせた。
キアン84と伊藤潤二が初めて対面する場面は「最高の1分」となり、瞬間最高視聴率は6.4%を記録した。
しかし放送後、キアン84とカンナムが伊藤潤二に会いに行く過程で、小学館が地上波を通じて露出された点について、批判の声が高まっている。
キアン84が自身の“アイドル”に会いに行く道中にあった小学館が映されたが、一部の視聴者からは、番組側が最近の「マンガワン事件」について、無知であったと指摘している。

「マンガワン事件」とは、小学館の漫画アプリ「マンガワン」編集部が、未成年への性加害の前科がある漫画家を別のペンネームで復帰させ、その過程で編集者が被害者を口止めしようとした事実が明らかになり、波紋を呼んだ事件だ。
キアン84が自身のロールモデルに会いに行く途中にあり、日本の出版界では欠かせない場所という象徴性はあるものの、児童性犯罪や強制わいせつ事件を起こした作家を別名義で復帰させようとしたという点で、番組が映すことには無理があったという指摘が続いている。
しかしその一方で、番組側が小学館を紹介しようとしたのではなく、キアン84が伊藤潤二に会いに行く途中で映ったものであるため、大きな問題はないという反応もある。
なお、14日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、この日の同番組の世帯視聴率は首都圏基準で5.6%を記録し、金曜日のバラエティ番組1位を記録した。また、20~54歳の視聴率は3.3%で、金曜日に放送された全番組のうち、1位となった。
(記事提供=OSEN)


