21日放送の放送の『住人十色』(MBS)では、「人気プロダクトデザイナーが建てた 巨大なブランク(余白)のある家」が紹介される。
舞台は、岐阜県揖斐郡。人気プロダクトデザイナーが建てた、巨大な“ブランク”のある家を紹介する。住人(アルジ)は、2人の子どもがいる4人家族。3年前、地元の岐阜県へ移住し、かつて養鶏場を営んでいた実家の広い土地の一角に新しく家を建てた。

幅が20メートルもある平屋は、端の玄関を入るとすぐにワークスペースがある。実は夫は、家具や家電などの製品をデザインし、数々のデザイン賞にも輝くプロダクトデザイナー。ワークスペースでは夫が仕事をする横で、子どもたちが宿題をしている。

ワークスペースを抜けた先は、天井高5メートルの巨大な空間。テーブルや家電など何ひとつモノは置かれていない。いわゆるリビングに当たる場所だが、家族は「ブランク」と呼んでいるという。ブランクとは「余白」のことだというが…?
東京でプロダクトデザインの会社を立ち上げた夫は、都内の賃貸マンションに家族4人で暮らしていた。移住のきっかけは、コロナ禍。その時期、岐阜の実家に戻り、3か月リモートワークにしたところ、東京以外でも仕事ができることがわかり、ならばと家賃の高い東京を離れ、実家の空いていた土地に新たな平屋を建てることに。当初は実家にあった元鶏小屋の巨大空間に憧れリノベーションを検討したが、新築の方が安いことが判明。元鶏小屋の隣に鶏小屋をモチーフにした家を建てたのだった。

「ブランク」は遊び場であり憩いの場でもあるが、通路でもあるため、モノは出しっぱなしにしないというルール。そのために知恵を絞ったのが、壁をくりぬいて取り付けたソファ。夫は当初、ソファは不要と考えていたが、妻は本読んだり、テレビを見たりする空間が欲しかった。その結果、ソファを空間に置くのではなく、壁に埋め込むという大胆な間取りを思いつき、ブランクをスッキリさせることに成功。さらにソファのおかげで、ブランクが常に片付く大容量の隠し収納まで実現した。

さらに、ブランクにはモノを置かないので、階段ではなくはしごを設置した。登った先はロフトになっていて、子どもたちの寝る場所であり、遊び場となっている。
夫がどうしても作りたかった「ブランク」。この家にとってブランクとは、「まだ広がる可能性がすごいあるなっていう感じですね。想像できないイベントがどんどん起きていく」と夫は語る。実際、ブランクを利用して撮影した子どもの写真がSNSでバズったのだとか。

ブランクがあることで、走りたくもなれば、チャレンジしてみたくもなる。しかもその可能性は無限大に広がっていくことだろう。





