韓国の舞台俳優が既婚者であることを隠して独身を装い、交際相手の女性から多額の現金を騙し取っていた疑いが浮上し、波紋を広げている。
3月18日、韓国の報道番組『事件班長』は、被害に遭った30代女性Bさんのエピソードを公開した。
Bさんは舞台俳優のA氏を独身だと信じて真剣交際を続けていたが、その正体は妻子ある既婚者だったという。

二人の出会いは2025年、BさんがA氏の出演する舞台を観劇したことがきっかけだった。BさんはA氏を自身の両親にも紹介し、結婚を見据えた交際へと発展。Bさんの親もA氏を“将来の娘婿”と信じ込み、出演先の劇場に手作り弁当やコーヒーワゴンの差し入れを行うなど、公私ともに手厚いサポートを続けていた。
交際の過程でA氏に結婚歴があることが発覚したが、本人が「すぐに離婚した」と説明したため、Bさんとその家族は言葉を信じて疑わなかったという。
交際当時、A氏は自身の親について「有名飲食店を経営する資産家だ」と語っていた。しかし、いつまで経っても親に紹介されないことを不審に思ったBさんが、自らその飲食店を訪ねたことで事態は急展開を迎える。
そこでA氏の両親から出た言葉は、「先日の連休にも、お嫁さんが(挨拶に)来ていた」という衝撃的なものだった。A氏は離婚歴があるどころか、実際には妻と別居しているだけの“現役の既婚者”だったのである。
さらに悪質なのは、A氏がBさんから多額の金銭を得ていた点だ。「カードの支払いが滞っている」「家賃が払えない」「オーディションに着ていく服がない」といった理由でBさん側に無心を続け、その総額は数千万ウォン(数百万円)に上るという。
この事案について、番組に出演したパク・ジフン弁護士は「結婚を前提に相手を騙し、財産上の利益を得た状況は、詐欺罪が成立する可能性が高い」と指摘している。


