女優ムン・グニョンが、9年ぶりに舞台復帰を果たした。
復帰作に選んだのは演劇『Orphans』で、韓国ではジェンダーフリー演出として上演中だ。
ムン・グニョンはこれまで築いてきた端正なイメージを大胆に脱ぎ捨て、観客と向き合っている。
ムン・グニョンは3月19日、ソウル大学路のTOM1館で行われた演劇『Orphans』のプレスコールで、「台本が与えてくれる慰めのメッセージが強かった」と作品を選んだ理由を説明した。
演劇『Orphans』は、アメリカの劇作家ライル・ケスラーの代表作で、1983年にアメリカで初演され「ドラマログ・アワード(Dramalogue Awards)」を受賞した作品だ。2005年にはアル・パチーノをはじめとする世界的俳優たちが参加し、出演すること自体が名誉とされる作品として知られている。
『Orphans』には3人の登場人物がいるが、いずれも男性だ。ギャングの「ハロルド」と兄弟の「トリート」「フィリップ」が出会い、慰めと愛を通じてそれぞれの人生の空白を埋めていく。
劇中、ムン・グニョンは荒々しさの中に繊細さを持つ兄トリートを演じる。弟フィリップを過保護に守りながら、深い愛情で包み込む役どころだ。

ムン・グニョンは「ジェンダーフリーの役について多く悩んだ」とし、「ほぼ毎晩、数えきれないほど台本を読みながら挑戦したいという情熱が生まれた。どうしてもやり遂げたいという思いが強くなり、出演を決意した」と語った。
トリートは舞台上でスイスアーミーナイフ(多機能ナイフ)を回したり、ソファや階段を飛び越えたりする場面がある。ムン・グニョンは「ナイフを回す練習をたくさんした。アクションシーンもところどころあるので、雑に見えないよう努力した」とし、「もともと悪口を言うのが苦手で、練習のときはセリフがうまく出なかったが、共演者の助けで今は力強く発音できるようになった」と明かした。
ムン・グニョンの初のジェンダーフリー演技が注目される『Orphans』は、5月31日まで大学路TOM1館で上演中だ。
◇ムン・グニョン プロフィール
1987年5月6日生まれ。1999年にデビューし、2000年のドラマ『秋の童話』で女優ソン・ヘギョの幼少時代を演じてブレイク。主な出演作にドラマ『風の絵師』『メリは外泊中』『火の女神ジョンイ』『幽霊を捕まえろ』、映画『箪笥』『マイ・リトル・ブライド』『王の運命-歴史を変えた八日間-』などがある。2017年2月に急性コンパートメント症候群を公表。同年10月に完治を発表した。
■コンパートメント症候群を公表したムン・グニョン「ダイエット応援して」


