2021年にAKB48を卒業後、舞台を中心に俳優として着実にキャリアを重ねてきた相馬結衣。2025年12月には祖父母の姓を継ぎ、横山結衣から相馬結衣へと改名し、新たなスタートを切った。そんな節目に、5年ぶりとなる写真集『immuable』』(玄光社)を3月17日に発売した。

タイトルは、“不変”を意味するフランス語。主演を重ねる現在地で彼女が選んだのは、“飾らない”という決意だった。改名という転機と重なる今作に込めた思いについて話を聞いた。
“ページをめくるのがワクワクする” 5年ぶりの一冊

――完成した写真を見たときの率直な感想を教えてください。
自分で言うのもあれなんですけど、すごく素敵に撮っていただいて。撮影自体も本当に楽しかったんですが、出来上がった写真を見て、ページをめくるのがワクワクする作品になったと素直に感じました。
赤ドレスなのに公園? “チグハグ”が生んだナチュラル
――特にお気に入りのカットはありますか?
赤いドレスを着ている写真です。衣装やヘアメイクはすごく可愛くしていただいたんですけど、撮影はお家の中や公園だったりして。ちょっとミスマッチというか、チグハグな感じが面白いんです。それなのに、私自身の表情はすごくナチュラルで。その雰囲気が面白くて気に入っています。
――ロケ地はどちらだったのでしょうか? 撮影中の衣装やシチュエーションで、ご自身のアイデアが反映された部分はありますか?
ロケでは九州の熊本と長崎に行きました。衣装は、私が着たいものを全部着させてもらいました(笑)。本当に数が多くて、衣装さんには申し訳ないくらい。でも、それくらいこだわって選びました。
「体を作らない」決断。25歳のリアル

――今回の撮影に向けて行ったルーティンや、美容面での準備はありましたか?
1作目の写真集の時は10代だったこともあって、“はかなさ”が出るように体をかなり作ったんです。でも今回は、撮影前の打ち合わせで「そこまで落とさなくてもいいかも」という話になって。ナチュラルな私を残したいと思い、途中からは特別なことはせず、撮影当時のありのままの姿で臨むことに決めました。
――このタイミングで2冊目を出そうと思ったきっかけは?
やはり今の自分を残しておきたい、という思いが大きかったです。この年齢、このタイミングだからこその自分を形にしたいなと。
「もっと自然でいい」その一言で変わった

―― 舞台では役柄を通して表現されていますが、今回は“相馬結衣さん自身”としての撮影でした。違いはありましたか?
はい、ありました。カメラの前に立つと、どうしても「こう見せたい」という気持ちが出てしまって。撮影の最初の頃は少し決めた表情をしていたんですけど、カメラマンさんに「もっと自然でいいよ」と言っていただいて。そこからどんどんナチュラルになっていきました。
――出来上がった作品を見て、その変化も表れていると思いましたか?
すごく出ていると思います。後半は本当にそのままの私の表情が多くて、自分でも驚きました。
「見られたい私」をやめた瞬間

―― 今回の写真集で「残したかった自分」とは?
見られたい自分ではなく、何も考えていない状態の私です。「私、こうやって笑っていたんだ」とか自分でも発見があって。そういう素の表情を残せたのは、今回が初めてに近いと思います。
改名と重なった“本当のスタート”

――今回の撮影の経験は、舞台など今後の活動への刺激にもなりそうですか?
新しい自分を知れた感覚があったので、俳優としてのお仕事にも活かせたらいいなと思います。ファンの方にも、知らなかった私を見てもらえるんじゃないかなと。
―― 改名という新たなスタートのタイミングとも重なりますね。
心機一転、新しい自分の始まりでもあるので、このタイミングで写真集を出せることがすごく嬉しいです。

――最後にメッセージをお願いします。
5年ぶりの写真集で、自然に撮ってもらったら、私自身も見たことのない自分がそこにいました。皆さんにも新しい私に会ってほしいですし、その中に“変わらない私”も必ず映っていると思います。変化したところも変わらないところも、どちらも楽しんでいただけたら嬉しいです。



