まさに“中高年のBTS”? 日本ではほぼ無名も、チケット確保が「最高の親孝行」と言われる韓国歌手とは | RBB TODAY

まさに“中高年のBTS”? 日本ではほぼ無名も、チケット確保が「最高の親孝行」と言われる韓国歌手とは

エンタメ 韓国・芸能
注目記事
まさに“中高年のBTS”? 日本ではほぼ無名も、チケット確保が「最高の親孝行」と言われる韓国歌手とは
まさに“中高年のBTS”? 日本ではほぼ無名も、チケット確保が「最高の親孝行」と言われる韓国歌手とは 全 1 枚
/
拡大写真

世界的K-POPスターとして知られるBTS。

2026年3月21日にはソウル・光化門広場で完全体カムバックライブを開催し、兵役による空白期間を経てもなお衰えない人気を改めて示した。

【写真】BTS級人気の歌手に「韓国人の資格なし」の声、なぜ?

ライブの模様は配信でも大きな注目を集め、彼らが依然として唯一無二のグローバルスターであることを証明している。

しかし韓国の音楽市場には、BTSとはまったく異なる層から圧倒的な支持を受ける“もう一人のトップスター”が存在する。

BTS
(写真=共同取材団)3月21日のBTSのライブの様子

その名はイム・ヨンウン。日本ではまだ広く知られているとは言えないが、韓国国内では音楽チャートや人気ランキングで常に上位に名を連ねる国民的歌手だ。

BTS超えも、凄まじい記録の数々

おもしろいのは、スターとしての共通点と違いがはっきり分かれている点にある。

イム・ヨンウン
(写真提供=OSEN)イム・ヨンウン

韓国最大の音楽配信サービス「Melon」では、2026年3月、イム・ヨンウンの楽曲の累積ストリーミングが135億回を突破した。これは韓国歌手の中で歴代1位の記録で、トップに君臨していたBTSの記録(約134.8億回)を上回る快挙として、本国で大きな話題となった。

さらに代表曲『Trust in me』は、Melonのデイリーチャートに1600日以上連続でランクインするという、アイドルの楽曲ではほとんど例のない異例のロングヒットを記録している。

このような長期ヒットは、トレンドの移り変わりが激しいK-POPアイドルとは一線を画す、彼の最大の強みと言える。アルバム販売の面でも、2022年に発売された初のフルアルバム『IM HERO』は初週だけで110万枚以上を売り上げ、韓国のソロ歌手として歴史的な記録を打ち立てた。

イム・ヨンウン
(写真提供=OSEN)イム・ヨンウン

さらに2023年に発表したダンスナンバー『Do or Die』が2億ストリーミングを突破するなど、トロット歌手という枠を越えた“音源強者”としての存在感も見せつけている。

そもそも彼が韓国で爆発的な人気を獲得するきっかけとなったのは、2020年のテレビ番組『ミスタートロット』だった。

韓国のトロット(演歌系ポップス)歌手の頂点を決めるこのオーディション番組で優勝すると、一躍“国民歌手”として脚光を浴びるようになる。番組は最高視聴率35.7%(ニールセンコリア)を記録し、総合編成チャンネル史上最高視聴率という社会現象級の人気番組となった。

この番組をきっかけに、イム・ヨンウンの名前は一気に全国区となったのである。

BTSとは対照的なファン層と「親孝行」文化

興味深いのは、BTSとイム・ヨンウンのファン層が大きく異なる点だ。

韓国ギャラップが毎年発表している「今年を輝かせた歌手」調査において、イム・ヨンウンは40代以上の部門で長年にわたり1位を維持している。

また同調査では、近年のランキングでも常に総合上位に入っており、2020年代を代表する人気歌手として定着している。

つまり、BTSが世界中の10~30代を中心にグローバルなファンダムを形成してきたのに対し、イム・ヨンウンは韓国国内、とりわけ40代以上の中高年層から圧倒的な支持を受ける歌手として知られている。

そのため韓国のSNSでは「親のために激しい争奪戦を制してチケットを取ってあげた」という投稿が後を絶たず、彼のコンサートチケット確保は“最高の親孝行”とさえ言われるほどだ。

BTSの共通点

一方で、共通点もある。人々の心を掴んで離さない「誠実な人柄」だ。

早くに父を亡くし、貧しい幼少期を過ごしたイム・ヨンウンは、歌手デビュー後もしばらくは泣かず飛ばずで、焼き芋売りのアルバイトで生計を立てていた時期もあった。

そんな苦労人だけに、成功した現在は慈善活動や人助けの美談が絶えない。2022年1月には交通事故の現場で意識を失ったドライバーに応急処置を施し、人命を救ったニュースが世間を驚かせた。

イム・ヨンウン
(写真提供=OSEN)イム・ヨンウン

この“大スターでありながら漂う謙虚さ”は、自らを「田舎者」と称し、常に初心を忘れないBTSの姿勢とも重なる。圧倒的な実力に裏打ちされた誠実なキャラクターこそが、大衆に愛される絶対条件なのだろう。

BTSが「世界市場」を象徴するスターであるならば、イム・ヨンウンは「韓国国内市場」の頂点に立つ存在と言える。

日本ではまだ広く知られていないが、韓国音楽シーンの実像を語るうえで、この二大スターの比較は欠かせないのである。

(文=スポーツソウル日本版編集部)

【写真】BTS・V、“ベッド写真”が流出?「やばい…」

イム・ヨンウンに「韓国人の資格なし」の声、なぜ?

【写真】イム・ヨンウンと対照的…弾劾否決に声を上げた韓国芸能人一覧

《スポーツソウル日本版》

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/