フェミニストととしても知られる韓国翻訳家に性犯罪歴があるという疑惑が浮上した。
今回の論争により、彼が参加した作品に対するボイコットの動きまで広がりを見せており、韓国映画界に激震が走っている。
3月30日、韓国メディア『Dispatch』は、翻訳家のファン・ソクヒ氏に3度の性犯罪歴があると報じた。報道によると、2005年に強制わいせつ致傷の疑いで、2014年には受講生を対象とした準疑似強姦およびカメラ等を利用した撮影(性暴力処罰法違反)の疑いでそれぞれ起訴され、有罪判決を受けたとしている。
両事件とも執行猶予付きの判決であったが、被害者に対する暴行や盗撮など、犯罪の具体的な内容が明るみに出たことで、世間に大きな衝撃を与えている。

この事実が知れ渡ると、SNSを中心にファン・ソクヒ氏が翻訳を手がけた作品リストが急速に拡散される事態に。特に現在、劇場で絶賛上映中のハリウッド超大作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が直撃弾を受けている。同作は公開11日で観客動員数100万人を突破し、今年の洋画の最高興行記録を更新中であったが、「翻訳家の道徳性論争」という予期せぬ事態に直面した。
また、来たる7月31日に公開を控えている『スパイダーマン:ブランニュー・デイ』(原題)も非常事態だ。これまで同シリーズの専属翻訳家として活動してきたファン・ソクヒ氏が今作にも参加していることが判明すると、映画ファンの視線は冷ややかになっている。現実的に公開直前に字幕全体を差し替えることは容易ではないだけに、配給元であるソニー・ピクチャーズ・コリアの苦悩も深まりそうだ。現時点でソニー側は、今回の論争について特段の立場を表明していない。

『Dispatch』の報道を受け、ネットユーザーたちはファン・ソクヒ氏が出演した過去のバラエティ番組のアーカイブに批判コメントを寄せているほか、彼が普段SNSで見せていた道徳的なイメージは「欺瞞(ぎまん)だった」と怒りをあらわにしている。
渦中のファン・ソクヒ氏は同日、自身のSNSを通じて法的対応を示唆した。「現在、関連事項について弁護士と検討を進めている。報道内容のうち事実と異なる部分や確認されていない内容、法的判断の範囲を逸脱した表現については対応を検討する」との立場を明らかにしている。
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