コ・ウソクが今季初登板で早くも崩れた。
メジャー昇格を狙うシーズンの幕開けに、厳しい現実を突きつけられた。
デトロイト・タイガース傘下の3Aトレド・マッドヘンズに所属するコ・ウソクは3月30日(日本時間)、リーハイバレー・アイアンピッグス戦で救援登板。しかし、1/3イニング(0.1回)を投げて3四球、4失点(自責点3)を喫し、敗戦投手となった。
7-4とリードして迎えた延長10回裏。無死二塁、タイブレークの場面でマウンドに上がったコ・ウソクだったが、先頭打者のブライアン・デラクルーズに四球を与え、不安な立ち上がりを見せる。続くカレブ・リケッツを中飛に打ち取ったものの、流れを引き戻すことはできなかった。
一死一二塁からクリスチャン・カイロに再び四球を与え、満塁のピンチを招くと、続くポール・マッキントッシュには押し出しの四球を献上して失点。結局、一死満塁の状況で降板となり、ブレナン・ハニフィーへの交代を告げられた。

その後、後続のハニフィーも打ち込まれ、コ・ウソクの残した走者が全員生還。マッドヘンズは7-8で逆転負けを喫する結果となった。
この日のコ・ウソクは制球難が顕著だった。全22球のうち、ストライクはわずか8球。ピッチクロック違反まで指摘され、打者との勝負以前の自滅状態だった。最高球速は151.4kmと悪くなかったが、ストライクゾーンを攻めきれなかった。
フォーシームとカットボールを中心に組み立てたが、連続四球で自らピンチを広げ、わずか1つのアウトを取っただけでマウンドを降りることとなった。
コ・ウソクは2023年のWBC開幕前、大谷翔平との対戦について問われた際、「(大谷に)投げるところがなければ、痛くないところに当てなければならない」と語り、物議を醸した。あれから3年、世界最高の選手へと登り詰めた大谷との差は開く一方だ。
今年のWBCでは3試合3.2回を投げ、無四球、1失点(自責点0)の結果を残し、最高球速も152kmを超えるなどコンディションを上げていただけに、今回の乱調は非常に悔やまれる結果となった。
シーズン初戦で露呈した制球不安という大きな課題。メジャー昇格を勝ち取るためには、一刻も早い立て直しが求められている。
◇コ・ウソク プロフィール
1998年8月6日生まれ。韓国・仁川出身。身長180cm。高校卒業後の2017年にLGツインズでプロデビュー。2019年に韓国プロ野球史上最年少30セーブ(21歳1カ月7日)達成、2022年に42セーブでセーブ王に輝き、韓国プロ野球史上19人目の通算100セーブ到達。2024年1月にサンディエゴ・パドレスと契約したが、開幕前の40人ロースター入りはならず。同年5月にトレードでマイアミ・マーリンズに移籍したものの、同月31日にDFAとなった。2025年6月、デトロイト・タイガースとマイナー契約。韓国代表では2019年プレミア12、2021年東京五輪、2023年WBC、杭州アジア大会に出場。2023年1月、元中日ドラゴンズのイ・ジョンボム(李鍾範)の娘で、イ・ジョンフの妹イ・ガヒョンと結婚した。


