元東方神起・ジュンス、ついに完全復活へ 10年ぶりのフルアルバムが照らす“戻れなかった場所” | RBB TODAY

元東方神起・ジュンス、ついに完全復活へ 10年ぶりのフルアルバムが照らす“戻れなかった場所”

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元東方神起・ジュンス、ついに完全復活へ 10年ぶりのフルアルバムが照らす“戻れなかった場所”
元東方神起・ジュンス、ついに完全復活へ 10年ぶりのフルアルバムが照らす“戻れなかった場所” 全 1 枚
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10年ぶりのフルアルバムは、単なる“カムバック”以上の意味を持ちそうだ。

東方神起の元メンバーで、歌手兼ミュージカル俳優のジュンスが、5枚目のフルアルバム『GRAVITY』を6月にリリースすることが明らかになった。

【写真】ジュンスとジェジュン、微笑ましいツーショット

フルアルバムとしては2016年の『XIGNATURE』以来、実に約10年ぶり。長らくミュージカル俳優として第一線を走り続けてきたジュンスが、あらためて“歌手ジュンス”を前面に押し出す形だ。

だが今回のアルバム発表が特別に見えるのは、単に久しぶりの新譜だからではない。この数年のジュンスには、はっきりとした上昇気流がある。

長らく閉ざされていた地上波テレビとの距離が縮まり、ミュージカル俳優としての地位は揺るがず、さらには制作会社代表としての顔まで可視化されてきた。その流れの先にある10年ぶりのフルアルバムだからこそ、今回の復帰は“久々の新作”では終わらない重みを帯びる。

『GRAVITY』
(画像=PALMTREE ISLAND)『GRAVITY』

“戻れなかった場所”に近づくまで

ジュンスにとって「戻る」という言葉が特別な響きを持つのは、やはり地上波の問題がある。東方神起を離れ、JYJとして活動を始めた後、彼の地上波出演は長く困難なままだった。

ジュンスの地上波出演が事実上難しくなったのは、東方神起を離れ、ジェジュンやユチョンとJYJを結成した2010年以降だ。JYJとSMエンターテインメントは最終的にお互いに合意の下に論争を終えたが、JYJのテレビ出演が事実上不可能となり、何かしらの圧力があるではないかという疑惑が浮上した。

ジュンス
(写真提供=OSEN)ジュンス

結局、2015年12月、放送事業者がその出演者に対して恣意的ではなく、客観的基準に基づいて出演禁止にするかどうかを決定できるという内容を骨子とした「JYJ法」が国会を通過した。それでもジュンスの姿を地上波で見られることはなかった。

だからこそ、近年の変化は小さくない。2019年にMBCのバラエティ番組『共有の家』(原題)を通じて10年ぶりの地上波出演を果たし、自身もその感激をSNSで伝えていた。

その後も道は一気に開けたわけではないが、2024年にはKBSの『スーパーマンが帰ってきた』『新商品発売~コンビニレストラン』などに出演。さらに今年1月にはSBSの『アラフォー息子の成長日記』に出演し、ついに主要地上波3局すべてへの出演が実現した形となった。

『アラフォー息子の成長日記』に出演したジュンス
(画像=SBS)『アラフォー息子の成長日記』に出演したジュンス

もちろん、ジュンスはこの間ずっと“空白”だったわけではない。むしろ、地上波に出られなかった時間の中で、彼は別の場所でキャリアを極めてきた。

ミュージカル『モーツァルト!』『エリザベート』『デスノート』『ドラキュラ』『アラジン』『ビートルジュース』といった話題作に出演し、韓国ミュージカル界を代表する俳優の一人としての地位を固めてきた。

いまやジュンスの名前は、アイドル出身歌手という肩書だけでは語れない。強いチケットパワーと舞台上での確かな実力を兼ね備えた“ブランド”として成立している。

今年1月に出演した『アラフォー息子の成長日記』では、ミュージカル進出後の収益についても率直に語っている。「アイドル活動時代より100倍になったというのは本当か」という問いに、ジュンスは戸惑いながらも否定しなかった。

再来年までスケジュールが埋まっているという話まで出るあたりからも、舞台俳優としての成功が盤石であることがうかがえる。

『デスノート』のジュンス
(写真=OD COMPANY)『デスノート』のジュンス

さらに最近は、プレーヤーとしてだけでなく、経営者としての顔まで目立ち始めた。1月末に出演したMBC『ラジオスター』では、自ら設立した企画会社の所属俳優たちについて「ギャラが2倍以上に上がった」と語り、チョン・ソナも移籍後に収入が上がったと認めた。

自分自身が成功しただけではなく、その経験と影響力をもとに周囲の待遇まで変えていく。こうしたエピソードは、ジュンスがもはや“かつての人気歌手”ではなく、業界の中で一つの力を持つ存在へと変わっていることを感じさせる。

その意味で、今回のフルアルバム『GRAVITY』は、単なる歌手活動の再始動ではないのだろう。タイトルが意味する「重力」「引き寄せる力」という言葉通り、長く別々の場所で積み重ねてきたものが、再び一つの地点へと引き寄せられているようにも見える。

歌手ジュンス、ミュージカル俳優ジュンス、そして経営者ジュンス。これまで個別に語られてきた顔が、いまようやく“現在のジュンス”として一つにつながって見え始めている。

考えてみれば、ジュンスはずっと活動を続けてきた。だからこそ、ここ数年の変化は、単なる露出増ではなく、長く自由に立つことができなかった地上波の場に、ようやく近づいている過程として見えてくる。

ジュンス
(写真提供=OSEN)ジュンス

そして、その流れの先に10年ぶりのフルアルバムがある。アルバムを出すだけなら、話はここまで大きくならなかったかもしれない。だが、地上波3局への出演が現実のものとなり、歌手としての新譜まで動き出したいま、ジュンスの現在地は明らかに以前とは違う。

残るのは、最も象徴的な場所だろう。長く距離があった地上波で、ジュンスは再び“歌手”として立てるのか。

2020年、多くのファンからKBSの音楽番組『ミュージックバンク』出演を求める声が上がったが、叶わなかった。当時、所属事務所の関係者は「2010年『KBS演技大賞』祝賀ステージの公演以降、10年間も変わっていない状況だ」と心情を吐露していた。

10年ぶりのフルアルバム『GRAVITY』は、ジュンスが本当の意味で戻れたのかどうかを、地上波歌番組という最後の舞台で問い直す作品にもなりそうだ。

◇ジュンス プロフィール

1986年12月15日生まれ。2003年から2010年までを東方神起のメンバーとして過ごし、以降はJYJ、そしてミュージカル俳優として活動。優れた歌唱力と完成度の高いパフォーマンスは圧巻で、ミュージカル界で確固たる地位を固めている。2019年には韓流文化の拡散や人気に貢献した者に与えられる「韓流文化大賞」を受賞し、その存在感をより大きなものにした。

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《スポーツソウル日本版》

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