女優の広末涼子が芸能活動の再開を宣言した。
昨年4月に自損事故を起こし、同年5月に「双極性感情障害および甲状腺機能亢進症」を公表して活動を休止していた。
今回の復帰にあたって公式サイトで発表したコメントでは、「今回の経験を踏まえ、体調管理を徹底し、無理のない形で活動に取り組んでまいります」としている。
1990年代後半から2000年代にかけて、日本のトップスターとして君臨した広末。その人気は日本国内にとどまらず、かつては韓国でも圧倒的な知名度を誇っていた。
韓国で広末涼子が「女神」だった時代
その大きな要因は、1998年から2004年にかけて行われた日本文化の輸入制限撤廃にある。この時期、日本の映像作品が次々と解禁され、『Love Letter』『鉄道員(ぽっぽや)』『秘密』などが韓国で異例のヒットを記録した。

広末は『鉄道員(ぽっぽや)』『秘密』の2作品に出演していたことから、まさに「日本映画を韓国に知らしめた先駆者」となった。2002年末に開催された最初で最後の韓国ファンミーティングでは空港が麻痺するほどの騒ぎとなり、2013年の訪韓時も大きな話題を呼んだ。
それほどの影響力を持つ女優であったからこそ、数年前の鳥羽周作氏とのダブル不倫が報じられた際は、多くの韓国メディアが「あの広末が」と衝撃を持って大々的に報じていた。
扱いの変化
しかし、現在の韓国メディアの視線は極めて冷ややかだ。今回の復帰宣言も、日本ではトップニュースとして扱われたものの、韓国では以前ほどの熱量は見られない。スポーツ系メディア1社が事実関係を淡々と報じる程度にとどまっている。

もちろん、「他国の芸能人のことなのだから当然だ」という見方もあるだろう。だが、鳥羽氏とのスキャンダル勃発時の爆発的な報道量と比較すれば、女優としての再始動に対する関心は驚くほど低い。
広末は依然として知名度の高い女優だ。しかし、現在は単なるトラブルメーカーに変質してしまった事実は否めない。
日本国内でもその変化は顕著だ。復帰のニュースに対し、ネット上では「無理をしないでほしい」という労わりの声は少なく、「復帰が早すぎるのではないか」「需要はあるのか」「リスクが高すぎる女優になってしまった」「金を出すスポンサーはいないだろう」など、辛辣な声が目立っているのが現状だ。
一時代を築いた広末涼子。日本国内では再出発に注目が集まっているが、かつて彼女を「女神」と崇めた韓国メディアの冷淡な対応こそが、彼女のブランドが直面している厳しい現実を物語っているのかもしれない。
■【画像】かつて“韓国の広末涼子”と呼ばれた女優、過激な配信


