「俳優イ・ミンホが5月に結婚する」が生んだ一瞬の混乱 韓国芸能界で芸名が必須になるワケ | RBB TODAY

「俳優イ・ミンホが5月に結婚する」が生んだ一瞬の混乱 韓国芸能界で芸名が必須になるワケ

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「俳優イ・ミンホが結婚する」

そんな見出しを見て、一瞬ざわついた人は少なくなかったはずだ。

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だが、今回結婚を発表したのは、『花より男子~Boys Over Flowers』や『相続者たち』で広く知られる俳優イ・ミンホではない。

5月に結婚を控えているのは、現在は芸名イ・テリとして活動している俳優で、本名はイ・ミンホ。つまり、“もう一人のイ・ミンホ”の慶事だった。

実際、イ・テリ本人も2019年にバラエティ番組に出演した際、「同名の有名俳優がいるので誤解を受けた」とし、活動名をイ・テリへ変えた理由を明かしたことがある。

イ・テリ
(写真=Y.ONEエンターテインメント)イ・テリ

今回の結婚発表でも、ニュースの見出しだけを見て「あのイ・ミンホが結婚?」と早合点した人は少なくなかっただろう。だが、この種の混乱は韓国芸能界では決して珍しくない。

訴訟に発展するケースまで

背景にあるのは、韓国では同姓同名が非常に多いという事情だ。

姓が一文字、名も二文字で構成されることが多いため、日本以上に名前が重なりやすい。一般社会でも起こることだが、芸能界ではこの問題がよりやっかいだ。検索、報道、キャスティング、イベント告知まで、あらゆる場面で混同が起きやすいからである。

そのため、韓国芸能界では芸名が“防衛策”として機能している。本名のままでは、すでに活動している有名人と名前が重なり、識別性そのものが損なわれるからだ。

その代表例が、俳優カン・ハヌルだろう。彼の本名はキム・ハヌルだが、すでに同名の人気女優キム・ハヌルが活動していたため、デビュー時に芸名へと切り替えた。性別も世代も異なるとはいえ、本名のままで活動していれば混同は避けられなかっただろう。

カン・ハヌル
(写真提供=OSEN)カン・ハヌル

女優ハン・ガインも同じだ。本名はキム・ヒョンジュだが、やはり同名の先輩女優がいたため、現在の芸名で活動している。俳優キム・ウビンも、本名はキム・ヒョンジュンで、歌手キム・ヒョンジュンと完全に一致していたことから芸名に切り替えたケースとして知られる。

つまり韓国芸能界では、芸名は単なる演出ではない。誰と誰が別人なのかを明確にし、検索や記憶、仕事の現場での取り違えを防ぐための“識別装置”なのだ。

それでも、混乱は完全には避けられない。最近の典型例として挙がるのが、“テヨン騒動”だ。

昨年7月、ある地域イベントのポスターに「テヨン出演」と書かれていたことで、少女時代・テヨンが出演すると思い込んだ人々が殺到。だが、実際に出演予定だったのは同名のトロット歌手キム・テヨンだった。しかも少女時代テヨンの本名もキム・テヨンだ。

結果的に、少女時代・テヨン側には「出演を断ったのか」というような誤解が向けられ、出演予定だったもう一人のキム・テヨン側も深く傷つくという、誰も得をしない騒動になった。

少女時代・テヨン(左)とトロット歌手キム・テヨン
(写真提供=OSEN)少女時代・テヨン(左)とトロット歌手キム・テヨン

さらに深刻なのは、同姓同名問題が笑い話で済まず、法廷闘争にまで発展するケースがあることだ。

今年2月には、韓国芸能イベントで活動する“MCハル”同士が、商標権侵害や不正競争行為をめぐって法的対立に発展した。主張によれば、同じ名前を使うことで依頼先が取り違えられるなど、実際の経済的損失まで生じていたという。

ここまで来ると、名前の混同は単なる不便ではない。芸能人やスタッフのキャリア、仕事、収益にまで直接影響する問題になる。

今回の「イ・ミンホ結婚」が生んだ一瞬の混乱も、その延長線上にある。今回は幸い、「あのイ・ミンホではなかった」で済む話だった。だが、見出しひとつで世間が一斉に勘違いしうるという事実は、それだけ韓国芸能界の識別性が脆いことも示している。

しかも韓流が世界市場へ広がれば広がるほど、こうした混乱は韓国内だけの話では済まなくなる。韓国語に慣れていない海外ファンにとっては、同姓同名や芸名の変更はさらに見分けにくいからだ。

イ・ミンホ
(写真提供=OSEN)イ・ミンホ

だからこそ、韓国スターにとって芸名は、ますます重要になっていくのだろう。世界に名前を届ける時代になったからこそ、誰の名前なのかをはっきり区別できること自体が、一つの競争力になりつつある。

今回の“イ・ミンホ結婚”が一瞬のざわつきを生んだのは、韓国芸能界において「名前を区別すること」自体が、すでに小さくない問題になっている現実を改めて浮かび上がらせたからなのかもしれない。

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《スポーツソウル日本版》

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