元ジャングルポケット・斉藤慎二被告の近況が、意外にも韓国メディアで相次いで報じられ、注目を集めている。
4月6日17時現在、韓国最大のポータルサイトNAVERのエンタメ記事ランキングで、3位に入っているほどだ。
当然ながら、韓国側が独自に事件を深掘りしているわけではない。記事の多くは、日本メディアが伝えている内容だ。だが興味深いことに、韓国メディアが食いついているのは、彼が起こした事件そのものよりも、“転落後の姿”だ。
転落したスターの現在に注目?

実際、見出しの付け方からして、その関心のありかはわかりやすい。
例えば『Newsen』は「有名コメディアン、性暴行容疑の裁判中にパンを販売…大衆の反応は冷ややか」と見出しを打った。『TVリポート』は「不倫2回→性暴行のコメディアン、公園でパンを売りながら“客引き”」とし、『メイル経済』は「“性暴行容疑”で芸能界から退出されたのに…有名コメディアン、公園でパンを売る近況」と報じた。
『スポーツ朝鮮』に至っては「性暴行容疑の40代コメディアン、衝撃の近況…生活苦で路上でパンを売っていた」と、生活苦まで前面に押し出している。どの記事も、法廷の攻防を冷静に整理するというより、「かつての有名芸人が、いまは公園でパンを売っている」という落差の大きさに注目している。
その意味で、韓国メディアが見ている斉藤慎二は「不祥事で転落した有名芸人が、その後どこで何をしているのか」という物語の登場人物として見られている。
その食いつきポイントはいくつかある。
まず一つは、裁判中であるにもかかわらず、斉藤被告がかなり明るく店頭に立っていたという点だ。
『Newsen』は、『女性自身』の記事から「すごく元気に振る舞っていて、裁判中であることを微塵も感じさせない明るさでした」という顧客のコメントを引用して紹介した。彼がパンを売っていた事実だけではなく、被告という立場にありながら、笑顔で客引きし、写真撮影にも応じるという振る舞いが、“転落した有名人の現在地”として映ったようだ。
二つ目は、世間の冷たい視線だ。『TVリポート』は、斉藤被告が得意のポーズを取りながら客と写真を撮るなど積極的にPRしていた一方で、周囲の出店に比べると閑散としていたという点を取り上げ、「大衆の冷ややかさをそのまま見せた」と描写した。

『メイル経済』も「被害者は苦痛の中で証言しているのに、加害者は笑いながら商売をするのか」といったネット上の反応を紹介しており、韓国メディアは単なる“パン販売”ではなく、“裁判中の人物が明るく商売を続けていることへの違和感”を強調している。
三つ目は、細かい商売の中身まで“異変”として拾っている点だ。『スポーツ朝鮮』は、『女性自身』の記事をなぞる形で、以前は700円のカットタイプや1900円台の小型ホールが中心だったのに、最近は2800円台以上の大型商品が増え、安価な商品は店頭から外れたという点に注目した。そのうえで、「収益性を考慮した戦略」という見方まで添えている。
普通なら芸能ニュースでここまで商品構成を追う必要は薄い。だが、韓国メディアはそこに“生活の厳しさ”や“必死さ”を読み込もうとしている。斉藤被告を、事件の当事者であると同時に、転落後に生計を立てる人物として見ているからだろう。
韓国メディアが注目しているのは、事件の中身そのものよりも、不祥事で転げ落ちた有名人が、その後どんな姿で人前に立っているのか――その生々しい現在地といえそうだ。
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