頂点を知るレジェンドが、次世代の扉を開く“鍵”を世界に解き放った。
4月8日、新ボーイズグループ「KEYVITUP」が、1st EP『KEYVITUP』とともに鮮烈なデビューを飾った。
テファン、ヒョンミン、セナ、ジェイン、ルキアの5人で構成されたKEYVITUPは、2023年にジェジュンが設立したiNCODEが満を持して送り出す、初のボーイズグループ。グループ名には「鍵(Key)」「活力・生命力(Vital)」「上昇(Up)」の意味が込められている。
彼らは単なる新人グループの枠を超え、現役トップアーティストであるジェジュンが直接プロデュースを手掛けているという、極めて稀有なバックグラウンドを持つ。



特に興味深かったのは、メンバーが語ったロールモデルだ。BTSやSEVENTEEN、RIIZE、NCT WISHといった、現在のK-POPシーンを牽引するトップグループの名が次々と挙がるなか、ルキアは「ジェジュンさんを一番に尊敬している」と言い切った。若手アーティストが目標として人気グループを挙げるのは通例だが、自身の所属事務所のトップを、一人の表現者として真っ先にロールモデルに据えるのは異例のことだ。
メンバーにそこまで言わしめるのは、ジェジュンが持つ圧倒的な実績と、20年以上にわたって第一線を走り続けてきた経験に他ならない。プロデューサーとしての彼の最大の強みは、東方神起やJYJとしてK-POPのグローバル化、とりわけ日本市場開拓の最前線でキャリアを積み上げてきた膨大な知見にある。このノウハウを基に、現代のアーティストに不可欠な「日韓をシームレスにつなぐ戦略」をダイレクトに提供できる点は、他の新人グループには真似できない決定的なポイントだ。

加えて、ジェジュンはCSO(最高戦略責任者)として事務所運営の根幹にも深く関わっている。単なる音楽的な助言にとどまらず、経営方針からアーティストの権利保護、そしてファンのニーズに至るまでを「現場を知る表現者の目線」で設計していることは、新人グループにとってこの上ない盾であり、武器となるだろう。
さらにiNCODEは、KEYVITUPに続くボーイズグループ「VAY ONN」のデビューも控えている。同じレーベル内で切磋琢磨するライバルの存在は、彼らの表現力をさらに研ぎ澄ませていくはずだ。



ジェジュンによってもたらされる鋭い現場感覚、そして世界を見据えた精密な海外戦略、それらを携えた新世代の若者たちが、これからどのようにK-POPシーンの重厚な扉を開け放ち、上昇していくのか。
レジェンドの哲学を継承した彼らの軌跡は、今後の音楽シーンにおいて最も注視すべき物語の一つとなりそうだ。


