川栄李奈の離婚が、韓国でもいち早く報じられている。
日本ではもちろん芸能ニュースとして大きく扱われたが、韓国メディアも比較的素早くこの話題を取り上げた。
単に「日本の有名女優が離婚した」というだけなら、韓国で注目されるとは限らない。では、なぜ川栄李奈の離婚は韓国でもニュースになったのだろうか。
今年1月に来韓していた!
まず大きいのは、やはり「AKB48出身」という肩書きだろう。
川栄李奈は2010年にAKB48のメンバーとしてデビューし、2015年の卒業後は女優に転身した。

AKB48というグループ自体が韓国でも一定の知名度を持っていたうえ、日韓アイドル文化の比較や、オーディション番組ブームの中で「日本の女性アイドル出身」という属性は今も説明しやすい。
韓国メディアが今回の離婚を報じる際も、まず「AKB48出身」という経歴を前面に出していたのは、その知名度が韓国の読者にとってわかりやすい入口だからだろう。
ただ、今回の注目はそれだけでは説明しきれない。実際、韓国メディアの見出しや記事内容を見ると、川栄李奈は単に「AKB出身の日本女優」として整理されているのではない。
かなり目立つ形で添えられているのが、「『千と千尋の神隠し』で来韓した女優」という説明だ。

川栄李奈は2024年に日本で上演された舞台『千と千尋の神隠し』で主人公・千尋を演じ、2026年1月には韓国初演にも参加した。韓国メディアの報道でも、彼女が韓国で千尋役を務め、現地ファンに印象を残したことがきちんと触れられている。
『千と千尋の神隠し』は、韓国でも『千と千尋の行方不明』という題名で高い人気を誇る。アニメ映画は日本より1年遅れた2002年6月28日に公開され、観客動員数200万人超えの大ヒットを記録した。
その舞台版が韓国で初めて上演されたこと自体が一つの文化イベントだった。そうした話題性の高い公演に、オリジナルキャストとして来韓した川栄李奈は、韓国メディアにとって「最近、韓国の読者に紹介しやすかった日本女優」の一人だったといえる。
離婚のニュースが出たとき、韓国のメディアが自然に拾いやすかったのも、その記憶がまだ新しかったからだろう。
さらにいえば、川栄李奈は韓国企業との接点も持っていた。2024年には、CJオリーブヤングのPBブランド「BIOHEAL BOH」の日本アンバサダーに起用されている。韓国発のビューティーブランドが日本市場向けに川栄李奈を前面に出していたという事実は、彼女が韓国企業側から見ても、「日本で信頼感のある顔」として認識されていたことを示している。

AKB48出身という話題性だけでなく、女優として、また広告モデルとしての好感度が評価されていたからこそ、こうした起用にもつながったのだろう。
今回の離婚報道で印象的なのは、韓国メディアが単に「日本の芸能人夫婦の破局」として消費していない点でもある。記事では、川栄李奈と廣瀬智紀が互いへの感謝を示し、今後は親として協力して子どもを育てていくと伝えている。
つまりゴシップ色を強めるというより、日本で発表されたコメントの内容を比較的丁寧に紹介しつつ、「韓国でも見覚えのある日本女優の近況」として伝えている印象が強い。
川栄李奈は、少しずつ「韓国でも顔が見える日本女優」になっていた。だからこそ、私生活の変化までもがニュースになった。今回の報道は、その現在地を逆に証明しているのかもしれない。
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