BTSはなぜ3週連続でビルボード首位を守れたのか 14年ぶり快挙の“本当のすごさ” | RBB TODAY

BTSはなぜ3週連続でビルボード首位を守れたのか 14年ぶり快挙の“本当のすごさ”

エンタメ 韓国・芸能
注目記事
BTSはなぜ3週連続でビルボード首位を守れたのか 14年ぶり快挙の“本当のすごさ”
BTSはなぜ3週連続でビルボード首位を守れたのか 14年ぶり快挙の“本当のすごさ” 全 1 枚
/
拡大写真

BTSが作ったのは、ただの1位記録ではない。

3週連続で首位を守るという、14年ぶりの記録だ。

【写真】BTS・V、ツアー初日の“最強ビジュアル”

米ビルボードの4月13日の予告記事によると、新アルバム『ARIRANG』が、2026年4月18日付のメインアルバムチャート「ビルボード200」で3週連続1位を記録した。これはK-POP作品として初の3週連続首位だ。

さらに、ビルボードの歴史の中でも、グループのアルバムが同チャートで3週以上トップを守るのはMumford & Sonsの『Babel』以来、14年ぶりとなる。

つまり、“首位を守り続けた”こと自体がニュースなのだ。

“3週連続トップ”の意味

BTS
(写真提供=BIGHIT MUSIC)BTS

目を引く記録ではあるが、BTSが「ビルボード200」で1位を獲得すること自体は、もはや珍しい話ではない。

2015年の『花様年華 pt.2』(171位)で「ビルボード200」に初登場したBTSは、2018年の『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』で初めて1位を達成し、以降は『LOVE YOURSELF 結 'Answer'』『MAP OF THE SOUL : PERSONA』『MAP OF THE SOUL : 7』『BE』『Proof』でも首位を達成している。

『ARIRANG』は彼らにとって7作目の首位作であり、トップに立つこと自体はすでに“異例”から“実績”へと変わっている。

だが、3週連続で守るとなると話は別だ。過去の6枚のアルバムは、いずれも1週間でトップの座からは退いているからだ。ここまで来ると、もはや“初動の爆発力”だけでは説明しにくい。今回の快挙は、BTSがいまもグローバル市場で長く聴かれ続けるグループであることを示す数字として見るべきだろう。

『ARIRANG』は、発売初週に64万1000ユニットを記録し、「ビルボード200」がアルバムユニット方式での集計を開始した2014年12月以降、グループとして歴代最高、さらに今年の全アーティストを通じても最高の初週成績を打ち立てた。最新週も12万4000ユニットを記録している。

ここから見えてくるのは、発売初週の爆発力だけで押し切ったアルバムではない、ということだ。

K-POPのビルボード成績は、しばしば“ファンダムの総力戦”として語られる。もちろん、その見方自体は間違っていない。熱量の高いファン層が初動を押し上げる構図は、K-POPを語るうえで外せないだろう。

だが今回の『ARIRANG』は、その説明だけでは足りない。3週連続1位という結果は、ファンの集中投下だけでは届きにくい領域だからだ。

初週で話題をさらう作品は多いが、2週目、3週目に入ってもなお首位を維持するには、リスニングの継続、一般層を含めた接触の広がり、そして“今この作品を聴く理由”が市場の中に残っていなければならない。今回の記録は、BTSがその条件を満たしたことを示している。

BTS
(写真提供=BIGHIT MUSIC)BTS

しかも、この成績には文脈がある。BTSは2022年にグループ活動の休止期間に入り、その後メンバー全員が兵役を終えたうえで再集結し、『ARIRANG』を制作した。言い換えれば、休止と兵役を経た後、なお「BTSは現在進行形のグループでいられるのか」を問われる復帰作でもあった。

再始動した大型グループの作品は、注目度だけで数字を出すことはできるが、その熱が3週目まで持続するかどうかは別問題だ。『ARIRANG』が証明したのは、BTSが懐かしさで迎えられたのではなく、いまなお“現在のトップランナー”として消費されているという現実に他ならない。

この“持続”の背景には、ツアーを含むBTS全体の動員力もあるだろう。BTSは、高陽(コヤン)公演を皮切りに34都市を回るワールドツアーを展開中だ。アルバムとツアーが同時に強く回っているからこそ、チャートの記録も一過性で終わらない。BTSというプロジェクト全体が、復帰後もなお巨大な市場を動かしているという見方ができる。

『ARIRANG』を通じてBTSが証明したのは、K-POPが「ビルボードで1位を取れるか」を競っていた段階から、いまは「その首位をどこまで守れるか」が問われる段階に入ったことだ。

言い換えれば、K-POPはアメリカ市場で“瞬間的に強い音楽”として見られるフェーズを超え、持続的に消費される音楽としてどこまで定着できるかを試されている。今回、BTSが作った3週連続1位という記録は、その問いに対する最もわかりやすい答えのひとつだろう。

「涙もお金も枯れはてた」BTSの日本ファンクラブが炎上、一体なぜ?

「彼らが崩れ落ちる音」BTSの新アルバム『ARIRANG』に酷評レビュー

BTS・JIMINは「もう無理」と言ったのに…止まらない“ピョマルラ”賛美の危うさ

《スポーツソウル日本版》

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/