精神科医であり、テレビでタレントとしても活動したヤン・ジェウンが運営していた病院が、ついに廃業した。
4月13日付の韓国メディア報道によると、京畿道・富川市保健所は、ヤン・ジェウンが運営していた病院から4月1日付で廃業届が出されたと明らかにした。
2024年に30代女性患者が死亡した事件をめぐり、同病院はすでに無免許医療行為など医療法違反が摘発され、今年1月から3月まで3カ月の業務停止処分を受けていた。今回の廃業は、その行政処分が終わった直後のタイミングだった。
事件の発端は、2024年5月にさかのぼる。
30代女性患者はダイエット薬の依存症治療のために、ヤン・ジェウンの病院に入院したが、17日後に急性仮性腸閉塞で死亡した。担当主治医と看護師ら医療陣5人は、患者を拘束したまま薬物を投与し、経過観察を怠った疑いなどで裁判にかけられている。

一方で警察は、ヤン・ジェウンを含む病院関係者7人も検察に送致したが、検察は今年3月、追加確認が必要として補完捜査を求めた。つまり、事件はすでに一部医療陣の裁判が進む一方、院長であるヤン・ジェウン本人については、なお捜査が続いている段階にある。
この事件が大きく注目された理由は、ヤン・ジェウンが単なる病院経営者ではなく、テレビでも知られた精神科医だったことに加え、ガールズグループEXIDのハニとの結婚を控えていた人物だったからだろう。
2人は2024年9月に結婚式を挙げる予定だったが、患者死亡事件が報じられた後、結婚は延期された。その後も挙式には至っておらず、事実上“無期限延期”の状態が続いている。
この事件は、ヤン・ジェウン本人だけでなく、婚約者のハニにも直撃した。
2人の結婚発表が患者死亡の数日後だったことから、「ハニが事件を知らなかったはずがない」という批判まで噴出し、大きな議論となった。ヤン・ジェウンへの世論の反発が強まるなかで、ハニもまた誹謗中傷にさらされ、新バラエティ番組の出演メンバーから外れるなど影響を受けた。

その後、ハニはEXIDのメンバーとしてイベント出演や結婚式での歌唱など公の場に姿を見せているが、ヤン・ジェウンとの結婚は依然として実現していない。病院の廃業によって一つの区切りが生まれたように見えても、2人を取り巻く時間はなお止まったままだ。
今回の廃業によって、病院という器そのものはいったん幕を下ろした。それでも事件が終わったわけではない。すでに起訴された医療陣の裁判は続いており、ヤン・ジェウン本人についても補完捜査が進行中だ。
テレビで親しまれた医師、患者死亡事件の責任を問われる病院長、そして結婚延期が長引く婚約者。ヤン・ジェウンという人物をめぐるニュースは、いまや単なる芸能ゴシップではなく、医療事故と司法判断、そして私生活が複雑に絡み合う問題として見られている。
病院の廃業はその節目ではあっても、着地点ではない。ハニとの結婚が止まったままであることも含め、この問題はなお現在進行形のままだ。


