“有名女性アイドルグループメンバーの兄”に向けられた疑惑が、韓国オンラインを大きく揺らしている。
きっかけは、女性インターネット配信者への強制わいせつ容疑で、30代男性が警察の捜査対象になったという報道だった。
一部の報道では、この男性を「キム氏」と表記している。
警察によると、この男性は被害女性と食事をした後、自宅に連れて行き、不適切な身体接触を試みた疑いが持たれている。男性側は接触自体は認めながらも、「強制性はなかった」として容疑を否認しているという。
さらに被害女性側は、身体写真の流布をほのめかす脅迫メッセージも受け取ったとして、別途告訴している。
なぜジスの兄が注目?
ただ、この事件でより大きく注目されているのは、捜査対象の男性が誰なのかという点だ。
報道では一貫して“有名女性アイドルグループメンバーの兄”と表現されているが、韓国オンライン上ではBLACKPINK・ジスの実兄ではないかという見方が急速に広がっている。

もちろん、現時点で今回捜査対象となっている人物が、ジスの実兄だと公式に確認された事実はない。実名も公式には出ておらず、断定はできない。
それでも“ジスの兄説”がこれほどまでに有力視されているのには、それなりの背景がある。
大きいのは、昨年5月に浮上した違法撮影疑惑だ。
当時、会社員向け匿名コミュニティ「Blind」には、「BLACKPINK・ジスの兄に隠し撮りされた」という趣旨の投稿が掲載された。
投稿者は、ジスの実兄として知られる人物と私的な関係を持ったが、その様子が同意なく撮影されていたことを後から知ったと主張。さらに、その映像が知人に見せられていたことや、他の女性との違法撮影映像も所持していると聞いたと付け加えた。
もっとも、この投稿はその後削除されており、ジスの実兄側は当時「事実無根であり、告訴を予定している」と明確に否定していた。
今回の疑惑でその過去の投稿が再び掘り起こされたことが、“ジスの兄説”を一気に加熱させた格好だ。
韓国メディア『スポーツ京郷』も、今回の事件を報じるなかで、過去の違法撮影疑惑投稿が再注目されていると伝えている。つまり、今回の強制わいせつ疑惑そのものだけでなく、「過去にも似たような話があった人物ではないか」という文脈が加わったことで、オンラインの関心がより強まったわけだ。
さらに、ジスの家族に対する関心がもともと高かったことも影響している。

ジスはYGエンターテインメントを離れた後、実兄とともに個人事務所を設立したとされている。血縁関係があるだけでなく、ビジネス上のつながりも大きいのだ。今回、オンライン上で“ジスの兄”とされる人物の写真や経歴が急速に拡散したのも、そうした家族ビジネスの情報がすでに広く知られていたからだろう。
ただし、何かを断定するには時期尚早だ。今回、警察は逮捕状を申請したが、検察は拘束の必要性や嫌疑の説明が十分ではないとして、いったん差し戻しており、現段階では嫌疑が十分に疎明されたとは判断されなかったとも伝えられている。
つまり、疑惑は大きく報じられているが、法的に確定した事実はまだ限られているのだ。
それでも、この件がここまで話題になっているのは、過去の違法撮影疑惑、今回の強制わいせつ疑惑、流布脅迫の主張、そしてジス本人と家族の近さまでが重なったことで、 “BLACKPINK・ジスの実兄ではないか”という推測と結びつきながら拡散されているからだ。
はたして、“有名女性アイドルグループメンバーの兄”とは誰なのか。この先の真相については、今後の捜査や当事者側の公式立場を見守るほかない。
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