BTSと対照的…てんかん演技、幽霊、20年以上入国禁止も ソン・ミノ求刑で振り返る兵役問題スター列伝 | RBB TODAY

BTSと対照的…てんかん演技、幽霊、20年以上入国禁止も ソン・ミノ求刑で振り返る兵役問題スター列伝

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BTSと対照的…てんかん演技、幽霊、20年以上入国禁止も ソン・ミノ求刑で振り返る兵役問題スター列伝
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兵役をきちんと終え、東京ドームで大歓声を浴びるBTSのようなスターがいる一方で、兵役問題でキャリアを大きく狂わせたスターたちもいる。

韓国スターにとって兵役は、単なる義務ではなく、人気も実績も一瞬で吹き飛ばしかねない“地雷”でもある。

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そしてその重さを改めて浮かび上がらせたのが、WINNERのソン・ミノに対する今回の求刑だった。

4月21日、ソン・ミノは兵役法違反の初公判で起訴内容をすべて認めた。検察は、長期間の無断欠勤や勤務先離脱、虚偽の勤務日誌作成などを問題視し、懲役1年6カ月を求刑した。

本人は反省を口にしつつ、双極性障害やパニック障害などの精神疾患を抱えていた事情を量刑に考慮してほしいと訴え、再服務の機会を求めている。

(写真提供=OSEN)4月21日、法廷に向かうソン・ミノ

有罪は…ほぼ例外なく主流の座から脱落

このニュースが重く響くのは、韓国芸能界において兵役問題が単なる一度の不祥事ではなく、その後の進路そのものを分ける“分岐点”となることが少なくないからだ。

反省し、服務をやり直し、何とか復帰の可能性を残す者もいれば、奇妙な偽装で世間の失笑を買いながら有罪となる者もいる。さらに、一線を越えた結果、20年以上たっても韓国の地を踏めない者までいる。

たとえば、VIXX出身のラビはその典型的な有罪ケースだろう。

ラビ
(写真提供=OSEN)ラビ

ラビは2023年、兵役ブローカーと共謀し、てんかん症状を演じて虚偽診断書を提出し、兵役等級を下げようとしたとして起訴された。裁判所はその罪質を軽くないと見て、懲役1年、執行猶予2年を言い渡した。結果としてラビはVIXXを脱退し、芸能活動は事実上止まった。

その後、兵務庁の指示に従って中断されていた服務を終え、SNSで改めて謝罪したが、世間の視線は今なお冷たいままだ。

ラビと同じブローカーを利用したラッパーのナフラ(Nafla)も似た系譜にいる。

彼は「社会服務要員」として勤務していた当時、ブローカーと共謀して早期召集解除を狙い、うつ病やパニック障害を訴えて精神科通院を重ねながら、実際には薬をほとんど服用せず保管していたとされる。1審では実刑判決を受けたが、2審では自白や反省などが考慮され、懲役1年2カ月、執行猶予2年となった。

だが、ここで重要なのは、執行猶予かどうかではない。有罪になったという事実そのものだ。韓国芸能界では、兵役問題で有罪にまで至ったスターは、ほぼ例外なく主流の座から消えている。

一方で、兵役スキャンダルには、どこか“あきれるしかない”方向に振り切った例もある。

その象徴が、歌手のキム・ウジュだ。彼は精神病を装い兵役を逃れようとし、精神科に42回も通って「8年前から幽霊が見える」「幽霊のせいで倒れた」と訴えた。裁判所はこれを長期間にわたる計画的な忌避行為と見て、懲役1年の実刑を言い渡した。

キム・ウジュ
キム・ウジュ

韓国の兵役問題がときに“笑い話のような異様さ”を帯びながらも、司法の場では決して軽く扱われないことを示した例だ。

もちろん、兵役問題を起こしたスターがすべて完全に終わるわけではない。

ソン・スンホンとチャン・ヒョクは2004年、尿検査の改ざんによる兵役逃れ事件で物議を醸したが、その後の対応が違った。2人は再検査を経て現役入隊となり、同日に陸軍へ入隊。2年後、軍服務を誠実に終えて復帰し、最終的には論争をある程度沈静化させることに成功した。

少なくとも韓国では、「問題を起こしたか」だけでなく、「その後どう向き合ったか」も厳しく見られている。逆に言えば、きちんと服務をやり切らなければ、戻る道はほとんど残らない。

ソン・スンホン
(写真提供=OSEN)ソン・スンホン

だが、最も極端で、最も重い代償を払っている例はやはりユ・スンジュンだろう。

1990年代末から2000年代初頭にかけてトップスターだった彼は、「公益勤務要員」の召集通知を受けた状態で出国し、その後アメリカ市民権を取得して兵役逃れ論争に発展した。

世論の激しい反発を受け、韓国法務部は彼の入国を禁止した。ユ・スンジュンはその後、ビザ発給をめぐって法廷闘争を続けているが、20年以上たった今も韓国に入れないままだ。中国で活動を続け、SNSで無念を訴えても、韓国社会の冷たい視線はほとんど変わっていない。

兵役問題が韓国でどれほど長く尾を引くかを示す、最も象徴的な例だ。

ユ・スンジュン
(写真=ユ・スンジュンInstagram)

こうして並べてみると、韓国芸能界の兵役問題には明確な現実がある。てんかんを演じた者、精神疾患を装った者、幽霊まで持ち出した者、再入隊で辛うじて世論を戻した者、そして20年以上も国に入れない者。どれも同じ「兵役問題」ではあるが、その後の代償はまったく同じではない。

ただ、一つはっきりしていることがある。兵役問題で有罪にまで至ったスターは、ほぼ例外なく主流の座から脱落しているということだ。

だからこそ、ソン・ミノの今回の求刑も軽くは見られない。まだ判決は出ていない。だが、起訴内容をすべて認め、検察が懲役1年6カ月を求刑している以上、ここからイメージを立て直すのは簡単ではない。

BTSのように兵役を終えて見事な復帰を果たすスターがいる一方で、兵役問題で事実上“消えた”スターも少なくない。もしソン・ミノが有罪となれば、彼もまた、その“ほぼ消える側”に入る可能性が高い。

韓国スターにとって兵役は、絶対に軽く踏み外してはならない一線であることを、改めて示している。

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《スポーツソウル日本版》

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