女優のムン・グニョンが、希少疾患により4度の手術を受けた経験に言及し、右腕には今もはっきりとした傷跡が残っていることを明かした。
4月22日に韓国で放送されたtvNのトークバラエティ『ユ・クイズ ON THE BLOCK』にはムン・グニョンが出演し、さまざまなエピソードを明かした。
ドラマ『秋の童話』でソン・ヘギョの子役として大きな知名度を得たムン・グニョンは、その後、映画『箪笥〈たんす〉』『マイ・リトル・ブライド』、ドラマ『風の絵師』『シンデレラのお姉さん』など、出演作を次々とヒットさせ、国民的な人気を集めた。
しかし9年前、希少疾患である急性コンパートメント症候群と診断されて4度の大きな手術を受け、俳優活動をすべて中断するなど、苦しい時期を過ごした。
ムン・グニョンは、9年前に地方で公演を準備していた際に凍った道で転倒し、腕が腫れたため大学病院を訪れたが、単なる骨折ではなかった。医師の勧めでMRI検査を受けた結果、急性コンパートメント症候群と診断されたという。彼女は「筋肉を包む筋膜が圧迫されると血液が送られなくなり、それによって発生する緊急疾患。だから“急性”という言葉が付く」と説明した。

「ゴールデンタイムを逃していたら壊死していたかもしれない」と言われ、初の緊急手術に臨んだムン・グニョン。「麻酔が切れた後の記憶はないが、母に『これで安心して休めるからうれしい』と言ったと聞いた。母はその言葉を聞いて外で泣いたそうだ」と当時を振り返った。
続けて「こんなに大きな傷だとは思わなかったし、傷を閉じると再発する可能性があるため開いたままにしていた。腕の5倍ほどの包帯を巻いていたが、それを外して初めて傷を見たとき、『これは深刻だ』と思った。壊死が進んでいなかったのは幸いだったが、『指の神経は戻らないかもしれない』と聞き、その時は泣いた。私はいつも一人で泣いていた」と当時の経験を語った。
その後、さらに3度の手術を受け、長いリハビリが必要だったという。ムン・グニョンは「神経が死んでいたため、それを回復させるリハビリを行わなければならなかった。手術後は拳を握ることもできず、手を開くこともできなかった。食事もすべて左手で行い、最初はフォークを使い、その後は左手で箸を使う練習を重ねた」と明かした。

さらに「その過程で『もう演技ができないかもしれない』と思った。腕が使えなくなるかもしれないという不安が大きかった。少しずつ回復してからは、コインをひっくり返す練習をしながら腕を使うトレーニングを続けていた」と語り、俳優引退まで考えたことを打ち明けた。
一方で、ムン・グニョンは闘病の副作用による体重増加についても触れつつ、変わらぬ明るく快活な姿を見せた。「体が大きくなって心にも余裕ができたのかもしれないけど…40代はちょっとエキサイティング」と語り、注目を集めた。
(記事提供=OSEN)
◇ムン・グニョン プロフィール
1987年5月6日生まれ。1999年にデビューし、2000年のドラマ『秋の童話』で女優ソン・ヘギョの幼少時代を演じてブレイク。主な出演作にドラマ『風の絵師』『メリは外泊中』『火の女神ジョンイ』『幽霊を捕まえろ』、映画『箪笥』『マイ・リトル・ブライド』『王の運命-歴史を変えた八日間-』などがある。2017年2月に急性コンパートメント症候群を公表。同年10月に完治を発表した。


