日本人女性と韓国人男性の結婚が増えているという報道が、注目を集めている。
西日本新聞は5月1日、韓国統計庁の資料をもとに、韓国で日本人女性と韓国人男性による結婚が増加していると報じた。
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2023年、2024年はいずれも前年比4割増の高い伸びを示し、2025年も26.1%増の1483件に達したという。
一方で、日本人男性と韓国人女性の結婚は、約20年前には3000件を超えていたが、2025年は190件にとどまったとも伝えられている。
こうした変化は、一般社会だけのものではない。韓国芸能界でも近年、“日本人妻”の存在感が目立ち始めている。
韓国芸能界で存在感を示す“日本人妻”
その代表的な存在が、俳優シム・ヒョンタクと18歳年下の日本人妻サヤさんだ。

2人は国際結婚カップルとして早くから注目を集め、現在は息子ハルくんとともに、韓国のバラエティやメディアでたびたび話題になる家族となっている。
特にハルくんの人気は大きい。KBS2『スーパーマンが帰ってきた』への出演をきっかけに注目を集め、関連動画が高い再生数を記録。さらにベビー用品ブランドの広告モデルにも起用されるなど、すでに“芸能人の子ども”という枠を超え、番組や広告市場が反応する存在になりつつある。
最近では、サヤさんがハルくんをモチーフにしたキャラクター商品を制作することも話題となった。サヤさんはもともと絵を描くことが趣味で、息子の商品化には慎重な気持ちもあったと説明している。収益は全額寄付する予定だとも明かした。
もちろん、幼い子どもが注目され、商品化されることには慎重な視線も必要だ。だが、それだけハルくん、そしてシム・ヒョンタク一家が韓国で強い関心を集めていることは間違いない。
もう一組、韓国芸能界の“日本人妻”としてよく知られるのが、歌手兼俳優イ・ジフンと日本人妻アヤネさん夫妻だ。

2人は2021年に結婚し、2024年には第一子となる女児が誕生した。YouTubeや韓国のバラエティ番組にも夫婦で出演し、仲睦まじい姿を公開してきた。
アヤネさんのケースが特に興味深いのは、もともとイ・ジフンのファンだったという点だ。彼女は韓国の番組で、初めて見た韓国ドラマがイ・ジフン主演の『ハロー!お嬢さん』だったと明かし、ファンミーティングにも行ったことがあると語っている。
つまり、かつて韓流スターを画面越しに見ていた日本人女性が、後にそのスターと結婚し、韓国の番組で家庭を見せる側になったわけだ。
ここに、現在の“日本人妻”が注目される理由がある。
かつて韓流は、日本のファンがドラマや音楽を通じて韓国文化に間接的に触れるものだった。だが今は、韓流に惹かれた日本人女性が韓国で暮らし、韓国人男性と家庭を築き、その日常が韓国の視聴者に見られる側になっている。
韓国の視聴者にとって、日本人妻は近くて少し違う存在だ。言葉、文化、育児、夫婦の距離感。日本人読者にとっても、韓国で暮らす日本人女性の姿は、単なる芸能人の家族紹介以上にリアルな関心を呼ぶ。

もちろん、すべての国際結婚を美談として消費することはできない。シム・ヒョンタクとサヤさん夫妻も、過去の番組映像が後になって批判を呼んだことがある。年齢差、移住、言語、生活環境の変化など、国際結婚には外から見えにくい負担もある。
それでも、韓国芸能界で“日本人妻”がこれほど自然に番組やSNSに登場し、家庭や育児まで含めて注目されるようになったことは、日韓関係の変化を象徴している。
政治や外交では、日韓関係はしばしば対立や摩擦の文脈で語られる。だが、恋愛、結婚、育児、家族の日常というレベルでは、別の形で距離が縮まっている。
日本人女性と韓国人男性の結婚増加という流れは、韓国芸能界にも確かに映っている。“日本人妻”の存在感は、いまの日韓関係を最も身近に見せる、新しい韓流のかたちなのかもしれない。
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