映画監督のキム・チャンミンさんを暴行死させた疑いを持たれている被疑者たちが、拘束の岐路に立った。
5月4日、議政府(ウィジョンブ)地裁南楊州(ナミャンジュ)支部は、傷害致死および障害者福祉法違反の疑いを持たれている30代男性A氏とB氏に対する拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を行った。2人の拘束の可否は、同日の午後遅くに決定される予定だ。
同日午前、被疑者たちは、帽子とマスクで顔を隠したまま、報道陣の質問に一切答えず法廷へと向かった。現場では、犯行の意図や証拠隠滅の有無、遺族への謝罪の意思などに関する質問が続いたが、彼らは沈黙を貫いた。
この日の尋問には、キムさんの遺族も出席した。キムさんの父親は、「正当な判決が下ることを願う」と最小限のコメントで応えた。
A氏とB氏は、2025年10月20日未明、京畿道(キョンギド)九里(クリ)市のある飲食店でキムさんを暴行し、亡くならせた疑いを持たれている。当時、現場には発達障害を持つキムさんの息子もともにいたことが明らかになった。

キムさんは、事件直後に病院へ搬送されたが、意識を取り戻すことのないまま、約17日後に脳死判定を受け、その後、臓器提供を通じて4人を救い、この世を去った。
捜査の初期段階では、警察はA氏のみを被疑者として特定し、拘束令状(逮捕状)を請求したが棄却され、その後B氏を追加で立件した。警察の拘束令状請求は、2度にわたって棄却されており、遺族は不実捜査を主張して、再捜査を要求した。
その後、事件を引き継いだ検察は、専任捜査チームを立ち上げて再捜査に着手し、家宅捜索などを通じて、嫌疑を補強した。特に、事件当時、発達障害の息子が現場にいた点を考慮し、情緒的虐待があったとみて、障害者福祉法違反の疑いを追加で適用した。
■【写真】見ていた息子が「2回もお漏らし」…キム・チャンミンさん事件


