またしても7人組として出発したK-POPグループが、“6人組”となってしまった。
ガールズグループUSPEER(ユースピア)が、メンバーのヨウォンのチーム活動終了を発表し、6人体制で6月にカムバックする。
所属事務所MWエンターテインメントは5月6日、公式SNSを通じて、ヨウォンがUSPEERとしての活動を終えると明らかにした。
ヨウォンは昨年下半期から十分な休息と回復の時間を持っており、その間、今後の活動方向について長く慎重に話し合ってきたという。その結果、相互協議の末にチーム活動を終了することになった。
USPEERは2025年6月、1stシングルアルバム『SPEED ZONE』でデビューした7人組ガールズグループだ。今回のカムバックは、ソイ、ソユ、シアン、ダオン、ロア、チェナの6人体制に再編されてから初めてのアルバムとなる。
さらに、今年初めに所属事務所を移してから初めて披露する作品でもあり、グループにとっては再出発の意味が大きい。
もちろん、ヨウォンの活動終了には個別の事情がある。USPEERだけを見れば、休息と回復、今後の活動方向をめぐる協議の末に決まったチーム再編だ。

ただ、それでもK-POPを見ていると、どこか引っかかる。
なぜか近年、「7人組」として出発したグループが、その後「6人組」になるケースが妙に目立つからだ。
“7人組”はなぜか6人になる?
もちろん、「7人組だから脱退が起きる」などと言うつもりはない。メンバーがグループを離れる理由は、健康上の問題、活動方針の違い、私生活をめぐる騒動、契約や事務所との関係など、それぞれまったく異なる。
それでも、7人で始まり、気づけば6人で活動しているグループが続くと、偶然とはわかっていても、妙な共通点として目に入ってしまう。
最近の例でいえば、ENHYPENがそうだ。7人組として世界的な人気を広げてきたENHYPENは3月、ヒスンの脱退によって6人体制へ移行した。人気グループの中心メンバーの一人だっただけに、その衝撃は大きかった。

Kep1erも、7人組として再始動した後にソ・ヨンウンが脱退し、6人体制となった。プロジェクト期間終了後、あらためて新体制を整えたはずのグループが、再び人数変更を経験することになった。
デビュー直後のグループでも同じようなケースはある。2024年9月デビューのMADEINは、日本出身メンバー4人、韓国出身メンバー3人による7人組として出発したが、同年11月にガウンが健康上の理由で脱退し、6人で活動することになった。7人組だった期間は、わずか2カ月だ。

iznaも、2024年11月に7人組としてデビューしたが、その後にユン・ジユンが脱退し、6人体制となった。デビューからそれほど長くない時期に構成が変わったことで、ファンにとってもグループの印象を改めて受け止め直す出来事になった。
さらに、NMIXXも忘れられない。2022年2月に7人組としてデビューしたNMIXXは、約10カ月後にジニが突然脱退し、6人組へと再編された。デビュー初期の勢いを作る大事な時期に、人数変更が起きたインパクトは小さくなかった。

ボーイズグループではRIIZEの例もある。デビュー時は7人組だったが、スンハンが無期限活動休止を経て脱退し、現在は6人体制で活動している。新鋭グループであっても、7人のまま走り続けることは簡単ではなかった。
こうして並べると、やはり不思議ではある。
USPEER、ENHYPEN、Kep1er、MADEIN、izna、NMIXX、RIIZE。状況も理由も時期も違う。だが、「7人で始まり、6人になる」という形だけを見れば、妙に似た線が浮かび上がる。
ただし、ここで「7人組は鬼門」と言い切るのは乱暴だろう。ほかでもなく、世界的成功を収めたBTSは、まさに7人組だ。7人という人数そのものが不安定なのではない。むしろ、7人組はK-POPにおいて非常に完成度の高い編成として見られてきた。
ステージ上ではセンターを置きやすく、左右にメンバーを配置したフォーメーションも作りやすい。人数が多すぎず、少なすぎず、それぞれのキャラクターも立たせやすい。7人組には、グループとしてのまとまりと個性の見せやすさがある。

だからこそ、1人が抜けたときの変化も大きく見える。
7人から6人になると、フォーメーションは偶数編成となり、センターの見せ方も変わる。歌割りやダンスの動線も再調整が必要になる。そして何より、ファンは「いなくなった1人」を強く意識しやすい。
5人組が4人になる、9人組が8人になる場合ももちろん大きな変化だ。だが、7人組はバランスが良く見えるぶん、6人になったときの“欠けた感”が視覚的にも感情的にも残りやすいのかもしれない。
USPEERの6人体制カムバックは、彼女たちにとっては新しいスタートだ。所属事務所も「6人のUSPEERメンバーが新たな覚悟と意志で広げていく今後の旅路に応援をお願いしたい」と伝えている。
7人だから崩れるわけではない。6人になったから魅力が減るわけでもない。それでも、近年のK-POPで妙に続いている「7人から6人へ」という流れに、またひとつ新しい例が加わったことは確かだ。
ただの偶然なのかもしれない。けれど、これだけ例が積み重なると、K-POP界の奇妙な符号として目に残ってしまう。
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