歌手のチョ・ヨンナム(80)が激しい批判を浴びている。
周囲の女性たちを「側室(後宮)」に例えるなど、その言動が現代の価値観からあまりに乖離している実態が改めて浮き彫りになったのだ。
問題となったのは、5月12日に韓国で放送されたトーク番組『朝の庭』。この日の放送でチョ・ヨンナムは、自身の傘寿(80歳)の祝いを後輩の女性タレントたちが開いてくれたと明かした。MCが彼女たちを「女友達(ヨサチン)」と表現すると、チョ・ヨンナムは「彼女たちは僕のガールフレンドだ。間に“友達”なんて言葉は入れない」と、女性たちとの関係性を強調した。
続いて、共演者が「チョ・ヨンナムのガールフレンドたちは(お互いに)仲が良い」と話すと、チョ・ヨンナムは「最高の王とは、側室の管理が上手い王のことだ。それこそが最高の王だ」と持論を展開。さらに、初婚の妻と離婚せず50年以上連れ添っている共演者たちを見ながら、「彼らが僕に勝っているのは、それ(離婚していないこと)くらいだ。その代わり、僕は“偉大な離婚”をした。離婚したおかげで“あの女”(女優のユン・ヨジョン)は成功したし、僕も画家として成功したんだから」と語った。

彼が元妻のユン・ヨジョンを引き合いに出すのは、今回が初めてではない。2021年の同番組出演時にも「僕の浮気が原因で離婚した」と言及。2024年には、あるYouTube番組で「僕が家を出たからこそ、彼女は世界的な女優になれた。僕が家を出たからこそ、僕は画家になれた」と、彼女の成功が、まるで自身との離婚のおかげであるかのような発言を繰り返してきた。
チョ・ヨンナムとユン・ヨジョンは1974年に結婚し、2人の息子を授かったが、13年後の1987年に離婚。その後、それぞれ別の道を歩んでいる2人だが、ユン・ヨジョンが映画『ミナリ』(2020年)で米アカデミー賞助演女優賞を受賞するなど慶事があるたびに、チョ・ヨンナムは「自分との離婚があったから今の彼女がある」という不遜なニュアンスで便乗を続けている。
元妻に関する発言だけならば「またか」と聞き流すこともできるだろうが、今回の「女性を王の側室のように扱う」といった時代錯誤な言動には、非難が集中。傘寿を祝ってくれた後輩を「ガールフレンド」と呼び、自身の女性関係を「側室の管理」に例えるなど、現代のジェンダー観とかけ離れた振る舞いが大きな物議を醸している。
御年80歳。長年“自由奔放なキャラクター”として知られてきた彼だが、現代社会が求める感性との埋めがたい溝に、世間からは困惑のため息が漏れている。
(記事提供=OSEN)


