俳優のイ・イギョンが再び世間の批判にさらされている。
日本進出も果たした実力派俳優が、正念場に立たされているのだ。
最近、イ・イギョンに脱税疑惑が浮上し、自身が運営する個人事務所の税務問題が波紋を広げている。韓国国税庁は、彼が個人所得の一部を法人売上に計上することで所得を低く見せかけ、税負担を軽減させた疑いについて「租税回避の可能性がある」と判断した。

これに対し、所属事務所のサンヨンENTは「故意の脱税ではなく、税法解釈の相違から生じた問題だ。税務当局の判断に従い、必要な部分は誠実に説明する予定だ」と表明している。
芸能人が個人事務所を設立すること自体は珍しいことではない。活動による収益と費用を体系的に管理するためだ。しかし、韓国では昨今、有名芸能人の税務トラブルが相次いでいることから、世間の目は一層厳しくなっている。単なるケアレスミスとして見過ごせない状況なのだ。
さらに、今回の騒動が致命的と言われる理由がほかにある。昨年浮上した“私生活トラブル”の余波が、いまだに収まっていないためだ。
いまだ収まらない“卑猥DM”の余波
イ・イギョンは昨年、ドイツ人女性との関係がネット上を騒がせた。SNSのDMのやり取りが暴露され、その中には「Eカップですか?」といった卑猥なメッセージも含まれていた。これが急速に拡散され、釈明と反論が続いたものの、結局は明確な決着を見ないまま“現在進行形”となっている。
この過程で、イ・イギョンに対する好感度は目に見えて失墜した。バラエティ番組で見せていた親しみやすく愉快なイメージとのギャップがあまりに大きく、持ち前の明るく軽妙なキャラクターが、皮肉にも仇となってしまった形だ。
結局、イ・イギョンはこの女性トラブルにより、出演中だった一部のバラエティ番組を降板。現時点で次回作の公開予定がないなか、今回の税務問題まで加わったことで、活動休止期間がさらに長期化する可能性が高まっている。

韓国芸能界では、「俳優のイメージは最大の資産」とされる。特にバラエティや広告を基盤に親しみやすさを売りにしていただけに、不祥事の余波は深刻だ。
もちろん、税務当局の最終的な判断が下されたわけではない。事務所側も「故意ではなかった」と主張している。だが世間は法的判断とは別に、スターに対して高い道徳性と信頼を要求する。最近の韓国芸能界では、税金問題や私生活トラブルに対する拒絶反応が強まっており、彼への厳しい視線がすぐに和らぐとは考えにくい。
結局のところ、鍵を握るのは時間、そして今後の振る舞いだ。どのような姿勢でトラブルに向き合い、いかに信頼を回復するかによって、今後の俳優人生が決まるだろう。
『ホテルデルーナ』(2019)、『私の夫と結婚して』(2024)、『コンフィデンスマンKR』(2025)など、数々の話題作に出演し、2026年1月期には中村倫也主演のTBSドラマ『DREAM STAGE』にも出演していたイ・イギョン。念願の日本進出を果たした矢先の「女性トラブル」と「脱税疑惑」。二重の逆風にさらされた彼の現状は、まさに絶体絶命と言わざるを得ない。


