「最後の瞬間まで最善を尽くして準備する」
ホン・ミョンボ監督が決意を語った。
5月16日、北中米ワールドカップ本大会に向けた最終メンバー26人を発表された。
今回の韓国代表のカラーは明確だ。それは、「韓国サッカーの現在と未来」の両立である。
史上初となる48カ国が出場する今大会で、まずはグループリーグ突破という第1目標を超え、“遠征先での新記録”を目指す韓国は、かつてないほど強力なワンチーム体制で決戦の地へと向かう。
90~03年生に加えて“未来”も
2024年8月に代表監督に就任したホン・ミョンボ監督は、当面の課題だったW杯本大会11回連続出場を果たす過程で、二兎を得ることに成功している。アジア初となる無敗(6勝4分)での本大会進出に加え、過去8年間、外国人監督時代には停滞していた世代交代にも成功している。

FWオ・ヒョンギュ(25、ベシクタシュ)、MFペ・ジュンホ(22、ストーク・シティ)、FWオム・ジソン(24、スウォンジー・シティ)といった、これまで重用されてこなかった若手をアジア3次予選で大胆に起用し、大きな成功を収めた。これにより健全な競争構造と新しいビジョンが植え付けられた。
この傾向は本大会でも継続される見込みだ。最年長は1990年生まれのGKキム・スンギュ(35、FC東京)。フィールドプレーヤーでは1992年生まれのキャプテン、ソン・フンミン(33、LAFC)とイ・ジェソン(33、マインツ)が中心を担う。一方、最年少は2003年生まれのペ・ジュンホと、ドイツとの二重国籍者のイェンス・カストロップ(22、ボルシア・メンヒェングラートバッハ)だ。一回り以上の年齢差がある選手たちが混在しているが、これまでの過程で築かれたリスペクトと信頼で固く結ばれている。

また、ホン・ミョンボ監督は、将来の原動力となるトレーニングパートナー3名も同行させる。Kリーグ1で価値を証明しているMFカン・サンユン(21)、DFチョ・ウィジェ(24、ともに全北現代)、GKユン・ギウク(19、FCソウル)だ。特にユン・ギウクの抜擢は予想外だったが、FCソウルのキム・ギドン監督は彼について「昨年、ユースから昇格したばかりの選手だ。左足のビルドアップ能力、状況判断、キックがズバ抜けている。W杯を経験すればさらに成長するだろう」と期待を寄せたほどの逸材だ。
今でこそエースストライカー級の活躍を見せているオ・ヒョンギュも、4年前のカタール大会ではバックアップメンバーとして含まれ、背番号のないトレーニングパートナーとして同行していた。先輩たちと過ごした経験を大きなモチベーションに変えた彼は、大会後、ヨーロッパの舞台で飛躍を遂げた。ホン・ミョンボ監督は今大会で、「第2のオ・ヒョンギュ」が誕生することを願っている。
サプライズ選出のKリーガー
また公言通り、コンディションの良いKリーガーも6名選出されている。GKのチョ・ヒョヌ(34、蔚山HD FC)、ソン・ボムグン(28、全北現代)、そしてMFキム・ジンギュ(29、全北現代)、DFキム・ムンファン(30、大田ハナシチズン)に加え、5月に入り復活の兆しを見せたMFイ・ドンギョン(28、蔚山HD FC)が劇的に26人の枠に滑り込んだ。
そして最大のサプライズ選出は、Kリーグ1で好パフォーマンスを見せるDFイ・ギヒョク(25、江原FC)だった。精巧な左足のキックと安定した守備力を兼ね備えた彼は、センターバックだけでなく、守備的MF、左サイドバックまでこなすマルチプレイヤーだ。

夏のワールドカップは、シーズンを終えたヨーロッパ組のコンディションにばらつきが出やすい。ホン・ミョンボ監督は昨年6月、イラク、クウェートとの3次予選の最終2連戦でも、この点を考慮してキム・ジンギュとチョン・ジヌ(21、忠北清州FC)を抜擢し、本大会進出を決定づけた。今大会のグループリーグ第1、2戦が標高の高いメキシコのグアダラハラで行われるなど、コンディション管理が鍵となるだけに、シーズン真っ只中で臨戦態勢の整っているKリーガーにかかる期待は大きい。

賽(さい)は投げられた。26人の代表戦士たちの視線は、すでに事前キャンプ地の米ソルトレイクシティ、そして決戦の地メキシコへと向かっている。


